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ちびエタ



第2話 「魔の学園生活」

ゆみりあ 「さて急遽ですが、学園生活になりました!」

れいな 「なぬ!?」

ねい 「いきなりすぎるわ!!」

みりあ 「うるさいだまれ」

突然の報告にれいなとねいが反応するが、みりあに注意される。

ゆみりあ 「なお、私は今回担任じゃないから、別の先生を出す、んじゃ後はよろしく、どりあーど先生」

ゆみりあ先生はそう言ってさっさと教室を出て行く。
代わりにどりあーど先生が現れた。
背はかなり小さく、子供丸出しだった。
当然、生徒は納得せず。

れいな 「ちょっと、何で子供が先生になれるのよ!? 私の方がいいじゃない!!」

びしっ

どりあーど 「あうっ」

れいなはどりあーど先生にチョップを入れる。
すると面白いくらいに怯む。

ねい 「ったく、やってらんないわね!」

ばしっ

今度は平手打ち、錐揉みしながら先生は吹っ飛ぶ。

どりあーど 「うう…酷いです〜」

先生は泣き出す。
弱すぎた。

なる 「どうでもいいから授業してよ」

なるがそう言う。
なるはガリ勉っ子なので、こう言うことにはうるさいのだ。

ねい 「黙れぐるぐる眼鏡」

なる 「んが! やかましいわ!!」

なるは愛用のぐるぐる眼鏡を外してそう叫ぶ。

みりあ 「お前ら全員黙れ」

ぶしゅっ!

みりあ 「ひとつ」
ねい 「げぼおっ!」

ざしゅうっ!

みりあ 「ふたつ」
なる 「みぎゃあ!!」

どしゅうっ!

みりあ 「みっつ…猪鹿蝶」
れいな 「何で私まで…!」

3連見事にカウントされる。
バックに猪鹿蝶の花札が現れ、桜が舞い散った。
無論逆ガード扱いだ。

みりあ 「…先生授業」

そう言ってみりあが進める。

どりあーど 「えっと〜、えっと〜…まずは自己紹介をして欲しいです〜」

どりあーど先生はびくびくしながらそう言った。
なるほど生徒がどんなのかわからんもんな。

みりあ 「みりあ、邪眼族、以上」

完結に済ませて、次にまわす。

れいな 「れいな〜…ひよくぞく〜」

もはや息も絶え絶えだ。

ねい 「………」

見事に血ぃ吐いて逝っていた。

みりあ 「ねい、人族」

なる 「…精霊族、なる」

こっちはまだまともなようだ。
以下、20名程が名乗って終わった。

どりあーど 「じゃ、じゃあ…自習にします〜」

なる 「って、やる気あるんかぁ!?」

当然なるが突っ込む。

どりあーど 「ひぃっ!! 命ばかりは〜…命ばかりは〜!!」

先生は完全に怯えていた。

みりあ 「………」

どりあーど 「ひぃ!!」

みりあが近づくだけで怯える。
まぁ、誰でも怯える気はするが。

みりあ 「大丈夫…動かないで」

そう言って、みりあは先生のこめかみあたりに指を突き刺す。

どりあーど 「げがげが〜」

れいな 「ちょっ!? それ違う秘孔!!」

れいなが言うが遅い。

どりあーど 「死にたわっ!!」

見事に血の花を咲かせた。
鯵の開き状態で、先生は真っ二つに割れる。

みりあ 「…ん〜? まちがったかな…?」

悲しき天才だった…。






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