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OPERATION Twelve 『一時の休日』





チ…チ…チ…チ…。

ボーン!

クレス 「…時間か」

午前10時00分、フリーダム談話室の置時計が鳴り出す。
置時計は木製で1メートル8センチほどある。
今時電子時計ではなく、針で動くという珍しい代物だ。
クラシックな物が良くあったものだな。

シュウイチ 「協議…始まっている頃ですね」

同じく談話室にいたシュウイチがそう声を出す。

クレス 「うむ…」

俺はそう軽く相槌をうつ。
今日はサナリィとハッテン首脳政府との協議がある日だった。
協議の内容は今後の行動について、だそうだ。
サナリィは実質この国の奪還戦に参加している、不利な条件は付けられんだろう。
問題は今後のサナリィの行動だろう。
現状早くも統治者が3人やられた(俺含めて)ことになる。
次なる統治者のいる戦線に行くことになるが、グレッグはどう考えているんだろうか?

デルタ 「大佐…」

クレス 「デルタか…どうした?」

突然、このサナリィ一談話室が似合わない女性、デルタが入ってくる。
何か報告だろうか?

デルタ 「マリアさんが、至急議事堂に来て欲しいと言っています」

クレス 「マリアが?」

しかも、議事堂か…。
たしか、議事堂で協議は行われているはず。
俺を呼ぶというのはどういうことだ?
何か問題でも起きたのだろうか?

クレス 「わかった…すぐ行く」

俺はそう言うとソファーを立ち上がり談話室を出る。
談話室を出ると俺は少し早歩きで議事堂に向かうのだった。




デルタ 「………」

シュウイチ 「…ええと…」

デルタ 「………」

シュウイチ 「あの〜…その〜…」

デルタ 「………」

シュウイチ (言葉がなさすぎて疲れるよ〜…)(泣)



……………



『ハッテン首都 −国会議事堂 内部2階−』


マリア 「あ、クレス〜、よかった〜」

クレス 「マリア?」

国会議事堂に来ると、マリアが待っていた。
何で2階の通路にいるんだ?

マリア 「いやぁ〜、来てくれないんじゃないかと心配だったわ」

クレス 「一体何があったんだ?」

俺は単刀直入に状況を聞く。
マリアの顔からは少し深刻なものが伺えただけに、ある程度悪い考えが脳裏をよぎった。

マリア 「はい、交代!」

マリアはそう言って俺の肩を叩く。

クレス 「…?」

マリア 「じゃ、頑張ってね〜」

マリアはそう言ってエレベーターに向かった。
俺は呆然と立ち尽くしている。
意味がわからない…。
一体これはどういうことだ?

クレス 「マリア…これは一体?」

マリア 「わからない? 私の代理」
マリア 「私こういう堅苦しい雰囲気って苦手なのよね〜、というわけでよろしくクレス!」

クレス 「あ、おい! マリア!」

マリアはそう言うと足早に走って逃げていった。
…しまった、マリアの性格を忘れていた。




……………
…………
………




マリア 「いやぁ〜、さすがにクレスには悪いことしたかな〜?」

後々そんな風に思ってしまう。
さすがに人身御供だったかな?

マリア 「ま、これもしょうがないわよね〜」

というわけで私はフリーダムに向かう。
正直堅苦しいのは苦手だわ。



…………
………
……



シュウイチ 「ああ〜、暇ですね〜」

デルタ 「……」

シュウイチ 「まぁ…こんな日もいいですけどね」

デルタ 「……」

シュウイチ 「…眠っているんですか、デルタさん?」

デルタ 「……」

シュウイチ 「はぁ〜…暇だ〜…」

マリア 「うわ…退屈そう…」

シュウイチ 「あれ? マリアさん?」

私はフリーダムの談話室に来ると実に暇極まりない空気があった。
シュウイチもソファーに座って暇そうにのんびりしているし、デルタはぐっすり可愛い顔で寝ちゃっているし。

シュウイチ 「一体どうしたんですか、マリアさん?」

マリア 「中間管理職は大変なのよ…」

シュウイチ 「…つまり、逃げてきたんですね…」

言ってくれるじゃない少年…。
まぁ、間違っちゃいないけどね…。

マリア 「まぁ、そういうわけだし、私も暇させてもらうわ」

私はそう言って余っていた椅子に座る。
まぁ、のどかよね〜。
これがいわゆるPacs Romanaってやつ?
まぁ…私イタリア人じゃなくてフランス人だけどね…。

シュウイチ 「そういえば、協議はどうだったんですか?」

マリア 「協議? どうせ大丈夫に決まっているわよ…」

はっきり言って愚問よね、それって。
ダメ元だったらさすがに私もここにはいないわよ…。

マリア 「はぁ、それにしても日差しが暖かいわね〜、こういうの日本じゃ小春日和っていうだっけ?」

私はシュウイチに聞いてみる。
シュウイチは日本人なんだから当然わかるわよね?
ちなみに私ったらフランス語、ドイツ語、イタリア語に加え日本語もバッチシよ♪
まぁ、私の中で、だけど…。
ちなみに普段使っているのは英語だけどね…。

シュウイチ 「もう夏ですからねぇ〜、小春日和とはいきませんよね…」
シュウイチ 「でも、こっちは少し涼しいくらいですもんね〜」

マリア 「ん〜、確かにそうかもねぇ〜」

とはいえ、平和なものよね〜。
クレスは今頃どうしているのかしら〜?




…………




クレス 「…ふぅ」

俺は議事堂の屋上で風に当たっていた。
今日の風は穏やかで気持ちいい。
まさに、今が平和だということがよくわかる。

クレス 「いつか…毎日こうやって暇なくらいの日々が続けばいいんだがな…」

ふとそう思う。
今の世の中は荒れすぎている。
たまにあるこんな日も明日には嘘のような慌しい日々に変わる。

ガルム 「ここにいましたか、クレスさん」

クレス 「…ガルムさんか、どうしました?」

ガルム 「ふむ、私も風に当たりに」

ガルムさんはそういうと俺の横に来る。

ガルム 「この土地の風は年中こんな感じの緩やかな風でしてな…」
ガルム 「私は、よく訓練の合間などこうやって風を感じておりました…」

ガルムさんはそう言って語りだす。
俺はそれを静かに聞いた。

ガルム 「今、世界には激しい風が流れているんですな…こんな平和の束の間さえもないような風も…」
ガルム 「あなた方は、その風の中に恐れもせず向かうわけですな…」

クレス 「……」

風か…。
確かに、激しい嵐だ、今の世の中は。
果たして、世界中にこんな穏やかな風を感じさせられるのだろうか…?
願わくば、そうなってもらいたい…そう思う。

ガルム 「この風を感じるのも、今年はこれでおしまいですか…」

クレス 「早く終われば…今年中に感じれますよ、きっと…」

少々お気楽すぎたかもしれないが、俺はそう言った。
あまり悲観視しすぎるのは良くないと思ったからだ。

ガルム 「ふむ、少々独り言も過ぎましたな…」
ガルム 「私はこれで失礼」

ガルムさんはそう言うと建物戻ってしまう。
俺も…そろそろ戻るか…。

ビュオゥゥ!

クレス 「…!」

突然、建物に戻ろうとすると強い風が吹き抜けた。
思わず驚いて振り返ってしまう。

クレス 「…お前は感じていないだろう…この風をリィナ…」

俺はそう呟いて建物に戻るのだった。



…………
………
……



マリア 「そういえば、捕虜がひとりこの船に乗っていたわよね、たしか、え〜と…」

シュウイチ 「マリーナ・ヴェーヌ・トリフ、マリアさんと同じフランス人ですね」
シュウイチ 「たしか、統治者の一人でしたね」

マリア 「そういや、同じ国籍かぁ〜」

なんつーか、私は中管理職、捕虜さんはヨーロッパ方面を任されるほどの大人物。
私って何なんだろうなぁ〜。
思わず切なく思ってしまう。
そういえば統治者ってどれくらいの月収あるのかしら?
それとも年収なの?

マリア 「ねぇ、シュウイチ〜」

シュウイチ 「? なんですかマリアさん?」

マリア 「暇だしさ〜、その捕虜に会いに行かない?」

シュウイチ 「捕虜にですか?」

マリア 「そうそう、聞いておきたい話もあるしさ」

シュウイチ 「いいのかな〜?」

とりあえず、行くことにする。
マリーナ、ね。
直接見たわけじゃないからどんな人物か知らないけど、あのクレスとユニットの白兵戦で互角に戦ったのよね。
一体どんな豪傑なのかしら?



…………



『フリーダム:独房室』


マリア 「なんていうか、殺風景よね〜」

シュウイチ 「そりゃ、独房ですからね」

マリア 「そりゃそうだけどさ…」

シュウイチはいちいち最もなことを言う。
ちょっとうざいかも…。
しかし、とりあえず気にせず私は統治者のいる独房を探す。
統治者ってことでこの艦に乗せてあるけど、この艦独房は基本的無縁よね〜。

マリア 「にしてもどこにあるわけ?」

シュウイチ 「一番奥の部屋ですよ」

マリア 「なんでんな遠い所に〜?」

シュウイチ 「逃げにくいようにじゃないんですか?」

マリア 「はぁ…わかっているわよ」

本当に冗談が通用しないわね…。
まぁ、いいか。

コンコン。

私は一番奥の部屋に着くとドアを叩く。

マリーナ 「入っていますよ」

トイレじゃないんだから…。
思わずそう思ってしまう返答だ。
てか、なんで基地もこの艦も独房に監視カメラが付いていないわけ?

マリア 「入るわよ?」

マリーナ 「どうぞ」

別に聞く必要なんてどこにもないはずなんだけど、思わず聞いてしまった。
とりあえず、入ってみる。

マリア 「こりゃまた中も殺風景…にしても」

思わず目を疑ってしまう。
中は真っ白で発狂しそうな位、白い壁がむかつくけど。
白い殺風景なベットにとてもにつかわない女性が腰掛けていた。
真っ白な服に、白い肌…。
やるじゃない、物腰も柔らかそうだし…美人よ…。
私とはタイプが明らかに違うけどね…。

シュウイチ 「なにいきなり、絶望的な目をしているんですか…」

マリア 「なんでもないわよ…」

そんな目してたんだ。
う〜む、魂は嘘をつかないっていうしもしかしたら負けを認めている?

マリーナ 「あの…何か御用があるのでは?」

マリア 「あ、ごめんね〜」

いけないいけない…つい、別の方に意識が向かっていたわ。

マリア 「マリーナ・ヴェーヌ・トリフ、OK?」

マリーナ 「ええ、その通りですが?」

シュウイチ 「確認とる必要あったんですか?」

マリア 「一応よ、私はマリア・レウス、まぁ、覚えてもらうほどの人物でもないけど」

とりあえずこっちも自己紹介。
我ながら謙遜だわぁ〜。

マリーナ 「噂は連合時代からお聞きしておりますよ」
マリーナ 「エグザイルにおいてもそれなりに有名な存在ですし、それ程謙遜することはありませんよ」

マリア 「あ、ありがと…」

…予想外だったわ、まさかそうでるとは…。
こりゃ、一杯食わされたわね。

シュウイチ 「あ、自分シュウイチ・ミクラっていいます」

マリーナ 「これはこれはどうもご丁寧に…」

物腰柔らか…まさにそれね。
シュウイチもシュウイチだわ…。

マリーナ 「それで、結局ご用件は?」

マリア 「ああ、ごめんなさい、色々聞きたい事あるのよ」

マリーナ 「聞きたいこと?」

マリア 「そうそう、エグザイルのこととか」

マリーナ 「あら、それでしたら既にアルベルトさんからお聞きしていることと思いますが?」

マリア 「アルベルト…ああ、クレスのことね…」

そういや、本当の名前ってアルベルトっていうんだったわね。
未だに誰もその名前で言わないから気付かなかったわ。
本人もそれでいいのかしら?

マリア 「そういえば、クレスって何者なの?」

そういえば、クレスのことはよく知らない。
今まで特に気にすることなかったけど、一体どんなやつだったのかしら?

マリーナ 「…彼は自分のことは一切話しませんからね」

マリーナはそう言って元から細い目をさらに細めてそして首を横に振った。

マリア 「何も知らない?」

少し追求してみる。
さすがに同じ統治者同士何かしら知っているんじゃないの?

マリーナ 「……」

マリア 「…? な、何?」

マリーナは突然無言になる。
表情は変わらない、一体何考えているのかしら?
しかし、すぐに笑顔に変わった。

マリーナ 「ふふっ、あなたは彼が好きなんですね…」

マリア 「えっ!?」

思わず驚く。
いきなりそれっ!?

シュウイチ 「今更その驚きはないでしょう…」

マリア 「そ、それってどういう意味よ…」

マリーナ 「ふふふ…」

またもマリーナは笑う。
うう…なんか嫌な気分だわ。

マリーナ 「私が知っていることでしたらお話しましょう」

マリア 「はぁ…」(赤面)

何で今日はこんなに空回りするのかしら?
思わずため息だって出ちゃうわ。

マリーナ 「まずは本名、彼の名はアルベルト、今はクレスと名乗っているようですが」

シュウイチ 「あの、アルベルトってその下はなんていうんですか?」

マリア 「たしかに、普通苗字やミドルネームがあるはずよね?」

いつも思っていたけどフルネームはなんていうのかしら?

マリーナ 「彼は話していないのですか…まぁ、仕方ないといえば仕方ないのですが…」

マリーナは呆れたような顔で言った。
どういう事?
言えない事情があるってわけ?

マリーナ 「しかし、そうなりますと私も安易に話してよろしい物かどうか…」

マリア 「そういう風に言われると私は気になるのよね〜、どうしても話せないの?」

マリーナ 「…困りましたね…」

私ったら気になることは徹底的に追求しちゃう性格なのよね〜。

シュウイチ 「あの、クレスさんってご家族っているんですか?」

マリーナ 「ええ、可愛い妹様がお一人」

マリア 「へぇ、知らなかったわ妹がいたなんて…」

てっきり家族なんていないと思っていたわ。
だから、デルタを引き取ったんだと思ったたし。
でも、今は縁切りしているんだっけ?

マリア 「その妹ってやっぱりエグザイルにいるわけ?」

マリーナ 「ええ、その通りです」

て、ことはクレスの奴それ承知で裏切ったわけね…。
残酷よね…それって。

マリア 「ちなみに、妹さんの名前は?」

マリーナ 「…聞いてどうなさるのですか?」

マリア 「え?」

突然変なことを聞かれる。
聞いてどうするかって…?

マリア 「そりゃ、やっぱ、殺し合いのようなことになるのはまずいでしょ? だから、助けれるのなら助けたいなってさ」

マリーナ 「……」
マリーナ 「やはり、知るべきことでしょうね…これは」
マリーナ 「彼には悪いですが…やはり彼の考えには賛同しかねます」

シュウイチ 「え? それって?」

マリア 「…何のことかさっぱりなんだけど?」

マリーナ 「お教えしましょう、彼の妹、名は…」



…………
………
……



『同日:某時刻:戦艦フリーダム前』


クレス 「明日にはこの国ともさらばか」

グレッグ 「うむ…これからどうなるか」

クレス 「…今はやっていけるが、どう考えても戦力が低すぎる…そこは考慮するべきだろう」

グレッグ 「うむ…」

カルタ 「現在一番楽な戦線はヨーロッパですね、まぁ、統治者もいないですし、結構サナリィの援助者もいますからね」

クレス 「…できれば、統治者がいる場所を重点的に攻めたい、時間を与えることこそが最も危険なことだ…」

今、時期的にいえば転機だ。
今はまだ逆転とはいかないが、少し傾いている。
もうひとり、もうひとり倒せば情勢は変わるかもしれない。
そんな状態だ今は。
しかし、逆を言えば、エグザイルは次を落とすことは出来ない。
さすがに向こうからこちらを追撃してはこないだろうが…。

グレッグ 「まぁ、ともかく今日は休むことだな…機体の整備で死にそうだろ、クレス?」

クレス 「ふっ…確かにな、サナリィについてから心から休まる日はないな…」

カルタ 「だから、今日ぐらいは…ですよ」

クレス 「ふっ…そうだな」

今、俺は心から笑っている。
本心で笑えたのは何年ぶりだろうか?
気がつけばそもそも笑うことさえなかった。
ここに来て急に俺の運命は変わったかのようだ。
もしかしたら、変わったのかもな…。

クレス (お前も…何年も笑っていないだろう…?)



…………
………
……



マリア 「…それって…それじゃあ…クレスは…」

マリーナ 「残酷ですけど…そういうことなんです…」

私はあれから、クレスのこと、妹のこと、エグザイルの全てを聞いた。
それはあまりに驚愕の事実だった。
私はただ、何も出来ない無力感にも似た感覚を受けた。

シュウイチ 「つらくないんですかね…クレスさんは」

マリーナ 「彼は押し殺している…だから、戦えるんだと思います」

マリア 「…ありがと、マリーナ、とても参考になったわ」

マリーナ 「…いえ」

私はそう言うと独房をシュウイチと一緒に出る。


マリア 「…あの話は私たちの内緒にしましょ!」

シュウイチ 「そ、そうですね!」

マリア 「絶対話しちゃダメよ! 特にクレスには!」

クレス 「…何がダメなんだ?」

マリア 「いってれぼ!?」

シュウイチ 「ク、クレスさん!? どうしてここに!?」

クレス 「いや、マリーナを見にきたんだが…ここは監視カメラがないからな…」

マリア 「そ、そう…」

シュウイチ 「そ、それじゃ僕たちはもどりますね…」

クレス 「あ、ああ…?」

私たちはいまだ心臓バクバクな中その場を離れるのだった。
まったく、どうしてこんな時にクレスったらやってくるのかしら?

クレス 「マリア…?」

マリア 「え!? な、なに…?」

突然、呼び止められてしまう。
私は恐る恐る振り返るのだった。

クレス 「気分が優れないようだが、大丈夫か?」

マリア 「大丈夫よ…心配しなくても…」

クレス 「そうか…しかし、念のため後で薬湯でも持っていこう」

マリア 「え?」

なんでまた…。
今日のクレスったら妙に優しいわね。
あ! もしかしてついに私に!?

マリア 「でも、悪いわよ〜、クレスだって大変でしょ?」

クレス 「いや、マリアには一杯食わされたからな…」

マリア 「へ?」

一杯食わされた?
私何かしたっけ?
したと言えば一杯したような気がする…。

クレス 「後で熱ーい、薬湯を持っていこう…」

マリア 「あ、あはは〜…」

心なしか熱いってのが強調された気が…。
もしかして、これはささやかな嫌がらせ?
もとい、仕返しでしょうね…。

結局、今日は私にとってはあまりこころ休まる日とはなりえなかった。
そして、私たちは新たなる戦場へと赴くことになる。




…NEXT OPERATION A GO




Strategy of the following!


西アジアでの戦いに一様の終止符を打ったクレスたち。
クレスたちの次なる目的地はアメリカ、ニューヨーク。
そこにサナリィがエグザイルと戦える力の正体があった。
そして、その力こそが最大の敵でもあることをクレスは知る。
そして、サナリィはここで一時の補給を行うのだった。
思いは様々、これから一体何が起こるのか。
そして、戦いに終止符はやってくるのか。

次回 UNIT

OPERATION 13 『セシル クレイドル』

クレス 「今は…奴の下で戦うしかないのか…」




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