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翌日・・・。

ウ:じゃ、またあとでね。

ク:あとで会おう。

ザ:ああ。あとで追いかける。用意するものが多いからね。

ウ:メルちゃんとケルちゃんもあとでね。

メ:うん。

ケ:うん。

クロウと、ウンディーネは2人だけでフロウタウンに向かおうとしている。

ザラとメル、ケルは町に残ってあとから後を追うつもりだ。

ク:じゃ、行こうか・・・。

ウ:うん。

ク:フロウタウンはどっちだ?

ウ:ここをまっすぐ行けば着くよ。

ク:まっすぐか・・・。

嫌な予感がする・・・。

しばらく、歩いた。

ウ:クロウ!!そっちは違う方向!!道なりにまっすぐ行くの!!

クロウの、方向音痴癖が出てきた。

ク:お前がまっすぐ行けと言ったからまっすぐ行ったんだぞ!!

ウ:ホントにこの先大丈夫かなぁー・・・。

ク:何だと!?この野郎!!(ゴォーーーッ!!)

ウ:あ、ゴーレムだ!!

ク:ザコが・・・!!(シュンッ!!)

ク:運が悪かったな・・・。(キンッ・・・)(ガコンッ!!)

居合い抜きでゴーレムを一瞬で倒した。

ウ:クロウは、戦闘は強いのに、何で方向には弱いの?

ク:方向は知っていても得は無いからだ。

ウ:じゃ、何で戦う時は方向がわかるの?

ク:勘だ。(カアッ!!)

ウ:何!?

ク:眩しくて前が見えない!!

?:ごめんね。(ゴンッ!!)

女性の声がしたと同時に、鈍い音がした。

ウ:あれ?クロウ!!どこ!?

光がやんだようだが、ウンディーネはあることにきずいた。クロウの姿が無いのだ。

ウ:まさか、連れて行かれたんじゃ・・・!!大変!!

ウンディーネは、急いでフロウタウンに向かった。

とある場所・・・。

ク:うう・・・。ん・・・?(ギギ・・・)

暗い牢の中にいた。手足は、ロープで縛られ動けない。

ク:ここは・・・?

クロウは、光ったあとに女性の声がしたあとに殴られ、連れて行かれたことにきずいた。

ク:こいつさえ何とかなれば・・・。(ギギギ・・・)

ロープを何とかして解こうとした。だが、不可能に近い。

?:目が覚めたみたいだねぇ。

威勢のいい声が聞こえた。女性のようだ。

鉄格子の間から姿を現した。

?:居心地は悪いと思うけど、我慢してなよ。

女性の顔は、白い布で隠され布の隙間から赤い瞳の目が見える。姿は、白い長靴みたいなのを履いていて白いミニスカートに白い半そでの胸がきつそうなシャツだ。腰には、短剣がある。

おそらく、大人の女性だろう。

ク:何故俺をさらった!?

?:アンタの体の中にはね、この星を維持するための成分、「アシテム」が他の奴よりも何倍もあるんだよ。

ク:それを、取り出そうとするのか?

?:いや。採取したかったんだけどね、ゼウスが許してくれないんだわ。

ク:ゼウスって誰だ?

?:アタシだよ。ゼウスの生まれ変わりさ。

女性は、淡々と言った。

ク:くだらん・・・。

?:可愛くないねぇー・・・。あ、アタシの名前はパトラ。職業はシーフ。アンタは?

ク:お前に教えるほどの者ではない・・・。

パ:ふーん。クロウね。その体の主は、トランだね?

ク:何故わかった?

パ:ヒ・ミ・ツ。じゃね。

女性は、胸がきついのかシャツを引っ張りながら出て行った。

ク:くそ・・・。こいつさえ何とかなれば・・・。(ギギギ・・・)(スルッ・・・)

ク:あれ?

あんなにきつかったロープが簡単にほどけてしまった。

ク:どうして・・・?まぁいい。次はこの鉄格子を何とかしなければ・・・。(カチャッ)

開いた。何故だ?

ク:おかしい。シーフがこんなミスをするはずが無い。罠かもしれないな・・・。

クロウは、注意しながら牢獄部屋から出た。

ク:出口はどっちだ?

きょろきょろと周りを見回すとおかしなものが見えた。

ク:ん?白い霧だ。

一つの赤いドアから霧が出ている。

ク:何だ?

クロウは、部屋に近づきドアを恐る恐る開けた。

ク:熱気があるな。風呂場のようだ。まさか、パトラ、風呂に入っているのか?

クロウは、少し考えた。いくら、神といっても、女性の裸体を見るわけにはいかない。

ク:待ち伏せようか?それとも、入ろうか?どうしよう・・・。

Q:あなたならどうしますか?



A:入る?

B:待ち伏せる?




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