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(うおーーーーーっ!!)

兵:「敵だーーーっ!!直ちに戦闘配置に付けーーーっ!!」

ザ:「バレちまったな。」

ク:「ワザとお前がそうしたのだろうが・・・。」(ダダダダダ・・・!!)

マシンガンが2人に向かって撃たれた。

ザ:「ここはアタイが盾になるからアンタは後ろから飛んで何とかしな!!」

ク:「承知した・・・。」(ダッ!!)

ザラが先に前を走り、クロウがそのあとを追うように走った。

ザ:「そんなもんじゃー、アタイは倒せないよ!!」(ダダダダ・・・!!)

ザラは防御もせずに走った。

何発もの銃弾を受けていたが怯みもしなかった。

ク:「お前・・・。ダメージは無いのか?」

ザ:「そんなもん無い!!」

ク:「そうか・・・。では、そろそろ始めるとしよう・・・。」(タンッ!!)

前かがみになったザラの背中を足蹴にして上空に飛んだ。

ク:「愚かな者達よ・・・。闇を恐れるがいい・・・。」(キンッ・・・)

背中の鞘から漆黒刀を2本取り出した。

ク:「シャドウ・ブレード!!」

クロウの周りにガラスの破片のような黒い破片がいくつも散らばった。

ク:「闇による苦しみを堪能するがいい!!」(ヒュン!!ヒュン!!ヒュン!!)

いくつもの破片がアーノ城に落ちた。

兵:「ぐあっ!!」(ザクッ!!)

何百人の兵士に黒い破片が刺さった。

兵:「ぐ・・・!!ぐるじいっ!!!!」

血を吐きながら苦しがっている。

ク:「黒き剣に触れた者は永遠の苦しみを背負う事になる・・・。」(タッ)

ザ:「よし!!大体は終わらせた・・・!!」(ドゴォーーーンッ!!)

ク:「これで終わったと思えるか・・・?」(ゴゴゴ・・・・!!)

横にある大きな倉庫から巨大なロボットが出てきた。

ロボットと言うよりも、むしろ鉄の塊だ。

テ:「久しぶりだな!!クロウ!!あの時の恨みだ!!踏み潰してやるぜ!!」

ク:「厄介な奴が出てきたな・・・。」

イシュタル軍四天王幹部、「鉄のテッカ」だ。

ク:「まともなでかさじゃないじゃないな・・・。」

一番大きいアーノ城よりも大きい。

ザ:「斬れないぞ!!あんなもん!!」

ク:「当たり前だ。とりあえず、逃げ回るしかない!!」

テ:「逃げ回っても無駄だーっ!!」(ドゴォーーーンッ!!)

ク:「大砲か!!」

?:「・・・・・お前こんな奴に手間取っているのか?・・・・。」(ギィンッ!!)

大きな鉄の塊が一刀両断だ。

テ:「がっ!!」

ク:「ぐっ!!」(ゴォォォォ・・・)

ザ:「何だ!?」

ク:「かまいたちか!?」

?:「所詮鉄クズだったな・・・。」

崩れた建物の屋根に全身黒ずくめの青年がいた。

ク:「まさか貴様にまた会えるとはな・・・。ジュノ・・・。」

ジ:「お前達が生きてる限り、俺は死なない・・・。」

ザ:「何なんだアイツは!?」

ク:「風使いさ・・・。半端な奴じゃない・・・。」

ジ:「事件が終わるまでお前達、七神隊の護衛に当たっている・・・。」

ク:「誰から頼まれたんだ・・・?」

ジ:「簡単に口には出せないな・・・。」

ク:「百年前・・・、俺が戦った弟が依頼したのか・・・?」

ジ:「さぁな・・・。自分で考えるがいい。ん?」(ガァン!!)

テ:「貴様!!あの時はよくも仲間を殺してくれたな!!」

ジ:「弱き者はいずれ死ぬ運命にある・・・。」

テ:「あいつ等は弱くなんかねぇ!!」

ジ:「そうか?手ごたえはあまり無かったがな・・・。」

テ:「クソ野郎ーーーーーっ!!」(シャキンッ!!)

テッカは剣を作り出しそのまま走った。

テ:「ダアアアアーッ!!」(ドスッ!!)

ジュノの腹部に刺さったかのように見えたが、ジュノの姿が無い。

刺さったのは、ジュノが身に付けていた黒いマントだ。

ジ:「大切な部下を見たければ、案内してやろう・・・。」

テッカの背後を取っていた。

テ:「なっ!!」

ジ:「トラスト・・・。」(ガガガガガ!!)

テ:「うぉあっ!!」

大きな竜巻を起こした。

ジ:「フン・・・。」(ファサ・・・)(ドサッ!!)

風に乗って落ちてきた黒マントを再び背中に付けた。

と同時に血だらけのテッカが落ちてきた。

ク:「どこへ行く・・・?」

ジ:「俺には身寄りは無い・・・。そこら辺にいるさ・・・。」

ク:「また、お前と会わなければならなくなったか・・・。」

ジ:「フッ・・・。」(フォウ・・・)

ジュノは風と共にどこかに消えた。

ザ:「アイツは一体何者なのさ?」

ク:「だから言っただろう・・・。風使いだと。」

ザ:「よく分からんねぇ・・・。」

ウ:「クロウーーーっ!!ザラーーーっ!!大丈夫ーっ!?」

ク:「見ればわかるだろ・・・。」

ウ:「よかった・・・。」

ク:「その前に、来るなと言ったはずだ・・・。」

ウ:「だって心配だったんだもん。」

ク:「心配されなくても十分やっていけた・・・。」

ヒ:「こら!!クロウ!!乙女泣かしちゃだめだよ!!」

ザ:「こんなガキに怒られてるよ・・・。」(パキンッ!!)

ウ:「あ!ザラ!!」

ザラの体が氷づけになってしまった。

ヒ:「ガキじゃない!ヒョウだ!!」

ザラが死んでなければいいが・・・。

キ:「コラ、ヒョウ。戻してあげなさい。」

ヒ:「あ、キョウお姉ちゃん。」

ク:「姉妹だったのか・・・。」

パ:「ああ。似てないけど、能力がどちらとも自然系なのさ。」

ク:「能力が似てるだけで姉妹なのか。」

そんな事よりも誰かザラを助けなければ。

そんなこんなで助けられたが助けられた時は今から二時間後になったらしい・・・。

ちなみに、フレイムストーンはパトラが見つけ出しアーノタウンを大雪から守った。

〜次回〜

クロウたちはクルスタウンに向かった。

そこには平和を唱えるクルス教会がある。

トランたちは何かあると思い向かった・・・。




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