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一方イシュタル軍本拠地は・・・。

セ:「アンタ!!どうすんのさ!?テッカが死んじまった!!」

?:「そんな事に気をとめているのか・・・?」

セ:「アンタねぇー・・・!!大切な仲間が一人死んじまったのに何の心配も無しかよ!?」

?:「フン・・・。」

セ:「あっそう!!じゃ、アンタとはもう手を切るよ!!アンタとはもうやってらんないね!!」

センカがそう言うと出て行った。

ム:「おい!!ガウス!!お前にはがっかりしたぜ!!」

ガ:「勝手にするがいい・・・。俺は一人でもあいつらを血祭りにあげてやる・・・。」

一方クロウたちは・・・。

パ:「あのさー・・・。実は、アタシ・・・。」

ク:「ん?何だ?」

パ:「いや・・・。何でも・・・。」

ク:「そうか・・・。」

パ:「はぁ〜・・・。」

クロウに言おうとしても、なかなか言えない。

ウ:「どうかしたの?」

パ:「何でも・・・。」

ウ:「一時間もずっとこの状態だよ?」

ゼ:「パトラちゃん。相手はクロウの事よく知ってますから聞いてみてどうでしょうか?」

パ:「あ〜・・・。ウンディーネ・・・。」

ウ:「へ?」

パ:「実は・・・。」

これから言うことをすべてウンディーネに話した。

ウ:「えーーーっ!!!!?」

パ:「声がでかい!!」

ウ:「うっ・・・。」

とっさにウンディーネの口をふさいだ。

ク:「ん?何だ?」

パ:「いや!!何でも!!」

ク:「そうか・・・。」

ウ:「ごめん・・・。」

パ:「はぁ・・・。」

ウ:「パトラさんは何歳ですか?」

パ:「16・・・。」

ウ:「あの〜・・・。16歳であの〜・・・。子持ちはまだ早いと思うよ・・・。」

パ:「じゃ、何歳になったらいいのさ・・・?」

ウ:「せめて、20ぐらいになったほうがいいよ・・・。」

パ:「あ〜。なるほど。」

ゼ:「ごめんね。私が早まったばかりに・・・。」

ク:「町が見えたぞ。」

ウ:「あ。ホントだ〜。」

クロウが見た町は平和を唱える都市「クルスタウン」だ。

ク:「俺はこういう場所は苦手だ・・・。トラン頼む・・・。」

トランに変わった。

ト:「ふぅ・・・。ずっと眠ってた・・・。」

少し眠いのかふらふらしている。

ウ:「大丈夫?」

ト:「大丈夫・・・。」

ウ:「じゃ、クルスタウンを歩き回ろうよ。」

ト:「ちょうどよかった・・・。目が覚めそう・・・。」

ちょっと危ない歩き方だが多分大丈夫だろう。

ト:「おとと・・・。」(トンッ)

よろけて男性に当たってしまった。

男:「君。見かけない顔だね。ちょっと来てもらおう。」

ト:「う〜ん・・・。」

?:「待ってください。その子は私が預かりましょう。」

教会から出てきたのか黄色い髪の青年が言った。

服装は青い膝まであるコートを着込んでいる。

身長はトランより少し大きい。

男:「そうか。じゃ、頼んだよ。」

?:「ええ。では。」

ト:「う〜ん・・・。」

青年がトランを抱きかかえた。

?:「こんな所で寝ちゃダメだ。」(ガチャッ・・・)

そう言うと教会の扉を開けて中に入った。

?:「しばらくここで寝ていてくれ。」(ドサッ・・・)

青年が静かにトランを横長い椅子の上にそっと座らせた。

ト:「・・・・・・・。」

その頃パトラは・・・。

パ:「ん〜・・・。何にも無いなー・・・。ん?」

子:「うぇーーーん・・・。」

子供が一人ぼっちで泣いている。

パ:「どうしたのさ?」

パトラが子供の顔に近づくと急に子供が泣き止んだ。

子:「トランを殺して・・・。」(ガブッ!!)

パ:「うっ!!」(ダッ!!)

何かに首筋を噛まれた。

パ:「あ・・・頭が・・・!!」

目の前が真っ暗になった。

パ:「トランを殺す・・・。殺せば・・・。」

パトラがパトラではなくなっている。

一方ウンディーネは・・・。

ウ:「トランちゃん、どこ行っちゃったんだろー・・・?」

女:「お願いします!!息子を助けてください!!」

ウ:「どうしたんですか!?」

女:「息をしてないんです!!」

ウ:「心臓が止まってるのかも・・・。」

ウンディーネは子供の胸に手を当てようとした。

その時・・・。

ウ:「きゃっ!!」(ガブッ!!)

女:「クロウを殺せ・・・。」

子:「クロウを殺せ・・・。」

ウ:「うう・・・。これは・・・、寄生虫の仕業・・・。」

ウンディーネはその場に倒れてしまった。

〜次回〜

寄生虫によって操られてしまったパトラとウンディーネ・・・。

2人はクロウを殺すように記憶を変えられてしまった。

操られた二人はクロウのいる教会に向かう・・・。

そして、最後の時がきた・・・。




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