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ザ:何だよこいつら!!次から次へと湧いてきやがる!!
ザラは、何百人の狙撃兵と戦っていた。相手が、狙撃兵となるとザラも手が出せない。
ザ:くっそーっ!!うあっ!!(キュン!!)
ザラは、建物の陰に隠れて何発もの銃弾から避けていた。
ザ:フレイム・バズーカ!!
ザラは、薙刀を上に上げ炎を上へ飛ばした。その炎は狙撃兵の真上の建物に当たった。
崩れた瓦礫が狙撃兵に落ちた。
ザ:これで大丈夫かな?
一方クロウは・・・。
セ:アンタがクロウだね?アタイは「大剣のセンカ」。アンタはね、うちのボスが嫌ってるみたいでさー。死んでもらいたいんだよねぇー・・・。
ク:敵がどんな奴であろうと・・・。
クロウは、剣を抜いた。
ク:俺は、負けない!!
セ:自信ありげに言うけど、その自信はいつまで続くだろうねぇー・・・?
ク:黙れ!!お前等より、俺のほうが力ははるかに上だ!!
セ:どうだろうねぇー?(ギィンッ!!)
ク:くっ!!
センカは、大剣を抜くスキも見せずに攻撃してきた。あの身のこなしだと、体術に長けているようだ。
セ:甘いよ!!(ドゴォーーーン!!)
センカが、力強く地面を踏むと爆発が起きた。
ク:うあっ!!
クロウは、受身を取り屋根に飛び移った。
ク:体術だけではなく、仙術までもか・・・!!
セ:よそみしてると・・・。(ザクッ!!)
ク:がはっ!!
セ:死ぬよ・・・。
センカの、大剣がクロウの体を貫通した。
ク:ぐっ・・・!!
セ:油断してると、血を見るんだよ!!風力・刃風!!
ク:うあーっ!!
クロウは、屋根から落ちてしまった。
セ:アンタ、力はアタイより上って言ってたけど、下だったねぇー。
(パラパラパラ・・・)
建物のホコリが煙のように立ち込めていて、よく見えない。
ク:俺は・・・、簡単には死ねない理由がある・・・。
血だらけのクロウが立っていた。
ク:それは・・・。この世からお前等みたいな、不完全な闇を消す事だ・・・。だが・・・、もう一つある・・・。それは・・・。
クロウは、剣を下手に構えながらセンカに向かって飛んだ。
セ:アンタも懲りないね!!
ク:それは!!俺よりも強い奴を越える事だーーーっ!!!!!
剣が、黒くなってクロウの体も黒くなった。
ク:エクステンド・シャドウ!!
セ:なっ!!(ザシュッ!!)
センカは、上に斬り飛ばされた。
セ:さっさと死んじまいな!!風力・圧風!!(ゴォーーーッ!!)
圧風は、相手を風圧で押しつぶす技だ。
ク:うあーーーーーっ!!
クロウは、自分の周りに大きな闇を作り出しそれは噴火した火山のように吹き上がった。
センカの周りは、真っ暗になり何も見えない。
セ:一体どこに!?
ク:うおーーーーーっ!!
クロウの、声が聞こえた。
セ:そこだね!!
センカが、剣を振るとそこには2本の剣をセンカに向かって一直線に構えていた。
セ:死にな!!
ク:俺は絶対に超えてみせるーーーーっ!!!!!!
クロウの剣がセンカの大剣に当たると、センカの剣は粉々になった。
セ:なっ!!
ク:うあーーーーーっ!!!!!!!(ザシュッ!!)
クロウが、一度斬るともう一つの剣を使って交合に何度も斬りかかった。
ク:うあーーーーーーーーっ!!!!!!!
一体何回斬ったのだろうか?クロウが斬るのをやめたのは町が見えないほど上空にいた。
ク:終わりだーーーーっ!!!!(ザガシュッ!!!)
クロウは、センカの真上に移動すると片方の剣を振って、センカを叩き斬った。
センカは上空から町に間っ逆さまに落ちた。(ドゴォーーーンッ!!)
ク:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。・・・フッ・・・。(ガクッ・・・)(ヒューーーッ)
クロウは、笑みを浮かべると体勢を崩して一緒に落ちた。
ク:最後の足掻きが凶と出たか・・・。(ボヨン)
クロウは、地面に落ちたかと思えたが変な音がした。
ウ:大丈夫?
ク:助かったのか・・・?
ウ:うん!!傷は深いけどね。
ク:このぐらい・・・、何とかなる・・・。
ウンディーネが、水でクッションを作ってくれたようだ。おかげで刺され傷ですんだ。
セ:アンタ達も・・・、バカだねぇー・・・・・・。
センカが喋った。まだ、息があったようだ。
セ:もともとこの町を占領したのは・・・、アンタ達をおびき出すためさ・・・。
ク:何だと・・・!?
セ:この町はあと、5分で爆発するんだよ・・・。最初から爆破しときゃ良かったけどね・・・。
ク:なら逃げればいい・・・。
セ:無駄さ・・・。爆弾が仕掛けてある所には何百人もの人質がいるんだからね・・・。
ク:ぐっ・・・!!急がなければ・・・!!うっ・・・!!
体はもう限界だった。動きそうにも無い。
ウ:動かないで!!今、治療してるから!!
ク:くそっ!!そういう暇無いのに・・・!!
ザ:話は聞かせてもらったよ。
どこにいたのか、いつの間にかザラがいた。
ザ:今、無線でアタイ等の仲間にそう言っといたからそいつ等に頼もうかねぇー。
ク:仕方ない・・・。
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