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ポケットモンスター エメラルド編


第3話 『アクア団登場! 戦いの始まり』




『9月30日 午前8時 トウカの森』

ヒトシ「今俺は何処にいる!?」

バトルは1日控えろと言われたキモリ。
だから1日休んだ。
モンスターボールを補充してトウカの森に入ったはいいが…マヨッタ〜。
『14時』

ヒトシ「あれっ? 人がいる! あの人に聞こう!」

俺はスーツを着た人を見つけた。
あの人なら知っている気がする。

ヒトシ「あの…すみません…」

おじさん「あっ、君君! このへんでキノココってポケモン見なかった?」

キノココ? たしかあのド広い草むらで見つけたな。
って聞きたいのはこっちだって!

ヒトシ(まぁ教えてやるか)
ヒトシ「ああ、確かあそこの…」

?「待ち伏せしていたのにいつまでもトウカの森でウロウロと…」
?「待ちくたびれたから来てやったぞ」
?「やい! デポンの研究員! その書類をこっちによこしやがれ!」

ヒトシ「ちょっと待った! あんた誰?」

?「ああ? アクア団にはむかう気か? だったら子どもでも容赦しねぇ!」

あくあだん?
なんじゃそら?
あくあだんのだんは団か?

ヒトシ「ふっ、生憎そんなコスプレ集団知らないね」

アクア団「んだとコラ! コスプレだ!? これの何処がコスプレなんだよ!?」

ヒトシ「あんた頭おかしいんじゃねぇの? どう見たってコスプレだろ? 病院で診てもらえば? いい病院紹介するぜ?」

俺は挑発口調で言う。
するとこのコスプレは…。

アクア団「なぁんだとコラ! もう容赦しねぇ! アクア団の強さ思い知れ! いけっ! ポチエナ!」

ポケモン図鑑『ポチエナ 噛み付きポケモン』
ポケモン図鑑『キバをむいて激しく威嚇する』
ポケモン図鑑『逃げる相手はシツコク追い掛け回すぞ』
ポケモン図鑑『反撃されると尻尾を巻いて逃げ出す』

ヒトシ「ちぃ! めんどいな! いけっ! キモリ!」

キモリ「キャモ!」

キモリはもう十分に回復している。
キモリもポチエナもやる気満々のようだ。

アクア団「お、お前トレーナーだったのか!?」

こいつマジで頭おかしい…。
マジで病院行け…。

ヒトシ「先制攻撃させてもらうぜ! キモリ! でんこうせっかだ!」

キモリ「キャモ!」

ポチエナ「キャイン! ウ…ワンワン!」

アクア団「く…よくも! ポチエナ! すなかけだ!」

ポチエナ「ワンワン!」

ヒトシ「かわして『はたく』!」

キモリ「キャモッ!」

アクア団「怯むな! 『たいあたり』!」

ヒトシ「ビンゴ! 『はたく』で向かい撃て」

ポチエナ「ワンワン!」
キモリ「キャモッ!」

ポチエナ「クゥ〜ン…」

ヒトシ「よっしゃ! よくやった! キモリ!」

キモリ「キャモ♪」

キモリの復帰戦は白星で飾った。
アクシデントがあると思ったがとくに問題ない。
キモリのやつ完全復活だな。

アクア団「…アクア団の邪魔をするとはなんてやつ!」
アクア団「もう一回勝負しろ! …と言いたいところだがもう手持ちのポケモンはいない」
アクア団「カナズミシティにもアクア団が狙っているものがあるからな!」
アクア団「今日はこれ位にしといてやらぁ!」

そうしてアクア団とか言うやつは逃げていった。

おじさん「君のおかげだ、大事な書類を奪われないで済んだよ」

ヒトシ「いえ、アクア団とか言う集団この辺によくいるんですか?」

おじさん「ああ、そうでもないって言えばそうでもないし、よくいるって言えばよくいるしってとこかな ?…そうだ! お礼にスーパーボールあげちゃおう!」

ヒトシ「スーパーボール? どんな効果なんですか?」

おっさん「簡単に言えばモンスターボールより捕まえやすくなったボールだよ」
おっさん「進化系とかになると捕まえにくくなるからそういうのにつかうといいよ」

ヒトシ「そうなんですか。ありがとうございます」
ヒトシ「あの…1つお聞きしたいことがあるんですが…」

おじさん「何?」

ヒトシ「出口ってどこにあるんですか?」

おじさん「左行って、右行って、右行けば出口が見つかるよ」
おじさん「多分出口に出るのは歩いて今日の6時ごろだと思うよ」

大雑把だな…。

ヒトシ「ありがとうございます」

おじさん「いや、恩返しだと思ってくれ」
おじさん「…そういえばさっきアクア団はカナズミにも狙っている物があるとか言ってたよね?君も気をつけてね」

ヒトシ「はい」

おっさん「…大変だ! こうしちゃいられない! ちょっと失礼するよ!」

ヒトシ「え? あ…はい」

そうしておじさんは出口? の方向にダッシュで去っていった。
道案内してもらおうと思ったんだけど。

ヒトシ「さて、俺も行くか!」

俺はこの事は忘れて前へ進む。
出口はもうすぐ!

虫取り少年「勝負だ!」

ヒトシ「へ?」

…バトル中…。

余裕勝ち!
そして真っ直ぐ進んだらすぐに出口は見つかった。

ヒトシ「よっしゃ! 出れた〜」

時間は? 6時半…。

でたら近くの人に技マシン『タネマシンガン』を貰った。

ヒトシ「これ誰に覚えさせようか?」

タネマシンガンは草技。
キモリは『すいとる』以外草技が無い。
キモリに覚えさせるが妥当か。

ヒトシ「出ろ、キモリ」

キモリ「キャモ?」

ヒトシ「キモリ、これを覚えるんだ」

俺はキモリに技マシンをセットする。
成功か?

ヒトシ「キモリ、あの木に向かって『タネマシンガン』」

キモリ「キャモー」

ズババババ!

どうやら成功のようだ。
でもタネマシンガンを当てた木からなにやら青い実が2個落ちてきた。

ヒトシ「食べれるのか?」

その近くに建物があった。
どうやら花屋のようだった。
ついでにここで泊めてもらえるかな?

ヒトシ「ここならわかるか…」
ヒトシ「すみませーん」

女性「はい、いらっしゃいませ」

ヒトシ「あの…お聞きしたい事があるのですがこの青い実ってなんですか?」

女性「これはオレンの実ね、ポケモンが食べると体力が少し回復するの」
女性「ポケモンに持たせればピンチのときに勝手に食べるわよ」

ヒトシ「そうですか、ありがとうございます」
ヒトシ「あと、今晩ここで泊めてもらえますか?」

女性「そうね…もう夜だし…部屋は狭いけどいい?」

ヒトシ「構いません、ありがとうございます」

とりあえずテキトーにくつろいで飯食って風呂に入った。
今は9時…ゲームして寝るか。

…翌朝…。

ヒトシ「ありがとうございました、では、行ってきます」

女性「うん、また来てね」

そうしてココの人に別れを告げた。

ヒトシ「今は、9時カナズミまでは11時位には着くだろう」

非常食は少しある。まぁいざというときはそれを食べる。

ヒトシ「ということでいざ出発!」

?「1つお相手できないかな」

この人はどっかのお坊ちゃんみたいだ。
トウカの森に入る所でお嬢さんみたいな人もいたが兄弟だろうか。
まぁそれはおいといて。
1戦位別にいいか。

相手「いけ!ジグザグマ!」

ヒトシ「いけっ! ラルトス」

…バトル中…。

相手「どうして勝てないんだ!?」

楽勝楽勝。
まさかラルトスのねんりき2発で終わるとはな。
では先に…。

?「どうしようかな…? 戦おうかな…? ええい! 戦っちゃえ!」

ヒトシ「ええ?」

…バトル中…。

相手2「戦わなければよかった〜」

楽勝楽勝。
橋を越えたらカナズミだ!
では今度こそ…。

双子「あたし達双子と戦うです!!」

ヒトシ「まじっすか…」

つーかこれダブルバトルだし!

…バトル中…。

勝ちました…。
非常食も底をついた…。
今度こそカナズミ!

『14時 カナズミシティ』

まずポケモンセンター行こ…。
その前にコンビニでおにぎりでも買うか///


ヒトシ「生き返った〜」

それではポケモンセンターへGO!

『15時30分 ポケモンセンター』

受付「いらっしゃいませ!」

ヒトシ「ポケモンの回復お願いします」

受付「はい、え・・・と、ヒトシ様ですね? 現在大変混雑しております」
受付「1時間〜1時間半はかかってしまいます」

めちゃ混んどるやん…。
しかたないか。

ヒトシ「はい、お願いします。後、部屋借りたいのですが…」

受付「大変申し訳ありません! 今は部屋に空きがございません」

まじっすか…。

ヒトシ「そうですか…じゃあ回復だけ」

受付「畏まりました」

出た…マニュアル…。

?「あの…ポケモンの回復お願いします」

受付「あっ、ツツジさん! ポケモンの回復ですね? 1時間〜1時間半かかってしまいます」

ツツジ「構わないわ」

受付「畏まりました」

このツツジってひとは常連か…。
ん? ツツジ? どっかで聞いたことあるような…?
センリ(そこでツツジというジムリーダーと戦うといい)
あっそういえばこの人ジムリーダーか…。
ってジムリーダー!?

ヒトシ「あの…ジムリーダーのツツジさんですか?」

ツツジ「ええ、そうよ。教師でもあるけど」

ヒトシ「教師?」

ツツジ「ええ、ポケモントレーナーズスクールの」

なるほど、つまりポケモンの先生ということか。

ツツジ「ここで出会ったのも何かの縁です」
ツツジ「これを持って行ってください」

俺はなにやら爪のようなものが渡される。

ヒトシ「これはなんですか?」

ツツジ「それは『せんせいのツメ』です」
ツツジ「ポケモンに持たせると高確率で先制攻撃できます」

なるほど、先生と先制をかけてるわけね。

ヒトシ「あの! 近日ジム戦がしたいのですが」

ツツジ「ジム戦ですか? いいですよ、できれば明日中に」

ヒトシ「分かりました」

ツツジ「あ、部屋取れなかったんですよね?」

ヒトシ「え? あ、はい…」

ツツジ「だったら家に来ません?」

ヒトシ「ツツジさんの家ですか?」

ツツジ「ええ」

ヒトシ「敵情視察ですか? まあツツジさんがいいって言うのなら行きますけど」
ヒトシ「野宿って訳にもいきませんので」
ヒトシ「お願いします」

さすがにこの都会で野宿は厳しい。
下手したら誘拐されかねない…(大袈裟か…)。
向こうが敵情視察でもこっちの敵情視察にもなる。

『午後17時30分 カナズミシティツツジさん宅』

ポケモンセンターでポケモン受け取ってツツジさんの家に向かう。
ツツジさん宅の第1印象…岩ポケばっか。
イシツブテにゴローンにゴローニャにノズパスにイワークに…。
もしかしてツツジさんは岩タイプが使い手?

ヒトシ「ツツジさんって岩ポケが使い手ですか?」

ツツジ「ええ、そうよ岩タイプにも意外と可愛いところあるのよ〜♪」
ツツジ「でも…あの負け方は悔しかった…」

ヒトシ「あの負け方って?」

ツツジ「ええ、あいてはポリゴンを使ってきて…」

俺はポリゴンと言う単語に反応する。
まさかウシヤ!?

ツツジ「私のポケモンが全員1撃で倒されました…」

そんなにウシヤは強いのか…。
ん?ということはウシヤもポケモンリーグを目指しているという事か?
だったら…ポケモンリーグでウシヤにリベンジ! 出来るか? 自信なし…。

ツツジ「大丈夫ですか? なんか顔が暗いですけど」

ヒトシ「え? いや…」

ツツジ「まさか戦ったことあったり…」

ギクッ!

ツツジ「やっぱり…で? 負けたと…」

ヒトシ「はい…」
ヒトシ「それよりジムの詳細を知りたいんですが」

ツツジ「ええ、使用ポケモンは3体」
ツツジ「ポケモンの交代は挑戦者のみ有効」
ツツジ「道具の使用はジムから支給される『きずぐすり』が1つまで」
ツツジ「時間制限はとくにありません」
ツツジ「といったところです」

ヒトシ「わかりました。ありがとうございます」
ヒトシ「ではおやすみなさい…後、明日のジム戦11時頃で」

ツツジ「ええ、わかったわ。おやすみ」

俺は布団に入る。
相手は岩タイプ…スバメは控えておくべきだろう。
ということはキモリ、マリル、ラルトスに必然的に決まる。
相性はキモリとマリルは相性がいい。
ラルトスはエスパータイプだからとくに何も無い。
なら決まりか。
明日のメンバーも決まったことだし今日はもう寝よ…。
午後10時、俺は床に着く。



…To be continued




 
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