Menu
BackNext




ポケットモンスター エメラルド編


第10話 『長い船旅…サイコソーダゲットだぜ!』




前回見事ムロジムを制覇した俺。
ムロタウンにもう用は無い俺はハギさんの船で次の仕事のある町、カイナシティへと向かおうとしていた。

『10月7日 8時30分 ムロ港』

ハギ「さ、出発するぞ」

ヒトシ「はい、どれくらいかかりますか?」

ハギ「そうじゃな…早くて5日位かのう…」

うは…12日っすか…しかも早くて…。

ヒトシ「できれば5日でお願いします…」

…………。

『10月10日 捨てられ船』

はぁ…また故障してとりあえずここで遊んで来いと…。
とりあえずこの怪しき船を探るとある研究員からこの船のどこかにあると言う探知機なるものを探して欲しいと…。
面倒事を押し付けられたもんだ…。

ヒトシ「さて、この部屋は…」

俺は階段を降りたフロアのある部屋に入った。

ヒトシ「ん? CD…技マシンか?」

と思った俺はポケモン図鑑で調べてみる。

ヒトシ「技マシン13…『れいとうビーム』」

失敬させてもらいますか…。
覚えられるは…マリルのみ…。
というわけでマリルに覚えさせる事に…。

…………。

ヒトシ「ココか!?」

ない…一体何処に…。
ん? 水…。

ヒトシ「潜ってみるか…」

俺は潜ってみるとなんとまだ先があるでは有りませんか!!
先へ行き、部屋が6つあるフロアに着いた。
上がると俺は重要な事に気づく。

ヒトシ「まずい…私服のまま来ちゃった…」

つまり今の俺はずぶ濡れ状態。
このままでは風邪を引く可能性大。

…………。

ヒトシ「これか? 探知機って…」

とりあえず失敬させてもらう。
これを見つける間に『みずのいし』というものと『技マシン18 あまごい』を頂戴した。

…………。

研究員「おお! まさしくこれだよ! 本当にありがとう!」
研究員「それにしてもずぶ濡れだけど大丈夫かい?」

ヒトシ「へ? ああ、こ、これは…足滑らせて水に落ちちゃって…」

研究員「そうか…あ、お礼にこの『しんかいのキバ』というやつなんだけど…」

ヒトシ「ありがとうございます! それでは俺はこれで失礼します」

研究員「ああ、風邪引かないでくれよ」

ヒトシ「はい」

…………。

とりあえず洗濯はして、ハギさんに服を貸してもらった。
今は船室の中に部屋干ししている。
修理も終わったようで今は順調に進んでいる。

ヒトシ「はぁ…あと早くて2日か…」

…………。

『10月12日 17時 カイナシティ』

ハギ「着いたぞ、ヒトシ君」

ヒトシ「はい! どうもありがとうございました!!」

ハギ「なーに! ピーコちゃんが居なくなるのと比べればちょろいもんじゃ!」

ヒトシ「はい! そろそろ出発します」
ヒトシ「本当にありがとうございました!」

ハギ「気をつけてな」

さて、どうせ今からカイナシティ行ってもポケモンセンターで終わり。
なんならそこにある海の家にでも行ってみるか。

店主「いらっしゃい! 今ならトレーナー3人に勝てば『サイコソーダ』半ダースプレゼント!」

ヒトシ「なんか面白そうだな! やってみるか!」

?「お兄ちゃんこのキャンペーンやってるの?」

ヒトシ「ああ」

?「だったら僕が1人目だよ、名前はユウタ」
ユウタ「ルリリ! 行って!」

ポケモン図鑑『ルリリ みずたまポケモン』
ポケモン図鑑『栄養がたっぷり詰まった尻尾はゴムボールみたいに良く弾む』
ポケモン図鑑『晴れた日は水辺に集まり水遊び』

ヒトシ「ラルトス! ゴー!」

ラルトス「はい」

ユウタ「ルリリ! 『あわ』攻撃!」

ヒトシ「かわして『ねんりき』! そして『かげぶんしん』!」

ラルトス「はあ!」

ユウタ「あれ!? どれが本物!?!?」

ヒトシ「『ねんりき』を叩き込め!」

ラルトス「はぁ!!」

ルリリ「ルリ!!!」

ユウタ「ああ! ルリリ!」

ヒトシ「お先に!」

…………。

?「2人目は私」
?「出てらっしゃい! トサキント!」

ポケモン図鑑『トサキント きんぎょポケモン』
ポケモン図鑑『春になるとトサキントの集団が滝を登って上流へ向かう』
ポケモン図鑑『1本角の攻撃は強烈』

ヒトシ「スバメ! 出番だ!」

スバメ「スバスバ!」

…………。

ヒトシ「さて! 3人目は…」

?「私だ! いけ! ワンリキー!」

ヒトシ「ジュプトル!」

ジュプトル「ジュル!!」

?「まずは『けたぐり』だ!」

ヒトシ「かわして『でんこうせっか』!」

ジュプトル「ジュル!」

?「は、速い!」

ワンリキー「リキーー」

?「ワンリキー! 『からてチョップ』!」

ヒトシ「『タネマシンガン』!」

ワンリキー「リ、リキーー」

?「く…戻れ! ワン…」

ヒトシ「!…『おいうち』!!」

ジュプトル「ジュプ!!」

ワンリキー「リキー!!! …リキ…」

?「リキー…って、『おいうち』があったか…」
?「戻れ、ワンリキー、行け! キャモメ!」

キャモメ「キャモー」

ポケモン図鑑『キャモメ うみねこポケモン』
ポケモン図鑑『海辺の断崖絶壁に巣を作る』
ポケモン図鑑『長い時間はばたく事は苦手』
ポケモン図鑑『上昇気流を利用して飛ぶ』

ヒトシ「飛行タイプか…戻れジュプトル、行け! マリル!」

マリル「リル!」

?「まずは『ちょうおんぱ』だ!」

ヒトシ「『ころがる』でかき消せ! そしてそのまま突っ込め!」

マリル「リル!!!」

キャモメ「キャモーーー!」

?「キャモメ! 大丈夫か!?」

キャモメ「キャモ!」

『ころがる』という技は一度しばらくはは『ころがる』しか使えなくなる。
だが転がっているうちに威力が倍増。
リスクがあるが決まれば相当な威力になる技である。

ヒトシ「もう1発転がる」

?「速さが! これじゃかわせない…『みずでっぽう』で押しとめるんだ!」

マリル「リルゥ!」

キャモメ「キャァモォ!!」

マリル「リル!!」

キャモメ「キャ、キャモ!!」

?「あ! キャモメ!」

今のは多分キャモメが抑えているうちに『ころがる』の威力があがって抑えきれなくなった。
それゆえに相性が悪いキャモメが耐えられるはずもなくダウン。
明らかに相手のミスだな。

?「いやぁ! いい勝負だった! ありがとう!」

ヒトシ「こちらこそ!」

?「店主! この方にサイコソーダ半ダース!」

店主「あいよ! 半ダース持って行きな」

ヒトシ「ありがとうございます! あともう1本!」

俺は300円をだして店主に注文する。
なぜ300円かはメニュー板に『サイコソーダ 300円(税込)』と書いてあるからだ。

店主「毎度あり!」

俺はサイコソーダ7本を持っていった。
今は18時30分。
今からポケモンセンターに行けば10〜15分で着くだろう。

…………。

ヒトシ「ポケモンの回復と1泊お願いします」

ジョーイ「はい、お預かりします」
ジョーイ「部屋の方は423号室になります」

す、凄…1階が30部屋としたら120部屋は最低あることになる。
さっすが都会!
これからいくキンセツシティはもっと凄いんだろうけど。
そう思いながら飯食って風呂入ってコインランドリー使ってサイコソーダをポケモンたちとグイっといった。

…………。

ラルトス「はあ〜今日は疲れましたね」

ジュプトル「そうか? ジム戦のほうが疲れると思うが」

スバメ「ははは〜確かに今日は疲れましたけどジム戦のほうがきついですね〜」

イシツブテ「僕は出ていません」
ココドラ「俺も出てないっす」

マリル「まぁ相性悪いからね…」
マリル「あたしはまだ『ころがる』使ってなかったから目が回った…」

ジュプトル「俺は初めて『おいうち』使ったからな…」
ジュプトル「『れんぞくぎり』も使ってないんだが」
ジュプトル「それにもうすぐ新しい技が使えそうなんだが」

ココドラ「ジュプトル様! その気持ち私めも同感であります!」

ジュプトル「…もう俺に対してのその喋り方やめてくれ」
ジュプトル「俺が凶悪なお偉いさんに見えてくる」

ココドラ「はい! すみませんでした!」

ラルトス「僕とスバメさんだけですね…何も進歩ないの…」

スバメ「私ももうすぐ何か覚えそうですよ〜」

ラルトス「え!? それじゃあ僕だけ!?」

ジュプトル「まぁ努力することだな」
ジュプトル「まぁ明日くらいには進化すればいいがな」

イシツブテ「僕は『マグニチュード』が使えるようになったばかりです」
イシツブテ「でもヒトシさんが気づいてくれているかどうか…」

ジュプトル「それにしてもあのサイコソーダは美味かったよな」

ラルトス「そうですね! あのシュワァ〜って感じが!」

スバメ「頑張ったかいがありましたね〜」

イシツブテ「あれを飲めたのも先輩達のおかげです!」

ココドラ「ありがとうございました!」

ヒトシ「お前ら、もうすぐ寝ろよ」
ヒトシ「もし起きてたのがわかったら明日のトレーニングのランニングの距離2倍だから」

ラルトス「そ、それは…」

ジュプトル「ジュル! ジュル!」(お前ら! 寝るぞ!)

スバメ「スバ〜」(はい〜)
マリル「リル…」(わかったわ…)
ココドラ「ココ!」(了解であります!)
イシツブテ「イシ」(はい)

…………。

ジュプトル「ラルトス…ヒトシはもう寝たか?」

ラルトス「はい…サイコパワーでも起きているとは思いません」

ジュプトル「よーし、お前ら、UNOやりたい人(ポケ)…」

俺(ジュプトル)は小声で聞く。
皆も小声で返してくれる。

マリル「あたしは寝る」

スバメ「皆さんに合わせます〜」

イシツブテ「いいのでしょうか…不安なので僕は寝ます…」

ココドラ「ジュプトルさんがやるというのならやらせていただきます…」

ジュプトル「じゃあ始めよう…ラルトス…宜しく…」

ラルトス「はい…」

俺はラルトスにカードをシャッフルしてもらう。

ジュプトル「最初のカードは…黄色7」

…………。

ラルトス「青リバースで」

ヒトシ「ジュプトル〜『タネマシンガン』〜」

ジュプトル「げっ…って、なんだ、寝言か…」

ラルトス「びっくりしたぁ…」

ジュプトル「リバース…俺か…ワイルド赤」

…………。

ヒトシ「イシツブテ〜『マグニチュード』〜」

ラルトス「まずい! って、また寝言ですか…」

ジュプトル「あいつほんと多いな…」

スバメ「イシツブテ君が『マグニチュード』覚えている事気づいて貰えてないかも、って言っていましたけど知ってたんですね…マスター」

ココドラ「…続けましょう…」

…………。

ヒトシ「お前ら何やってんだ!!!!」

ココドラ「ひぃ!?!?」

スバメ「ま、また寝言ですね〜…」

ジュプトル「今のはマジびびった…」

ラルトス「本当にバレたかと思いました…」

結局はジュプトル、スバメの上位争いで終了。
この4匹は無事バレずにゲーム終了。



…To be continued




 
BackNext
Menu




inserted by FC2 system