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おまけ
その60 「こっちのIVEさん」
あ、さてさて、今回はイヴではなくイブさん。
もうとっくにサイユウシティに入って本戦開始を待っている彼女。
彼女は今、何をしているのか?
それでは毎度恒例おまけその60、始まりと御座候〜♪(テケンテンテン、テテン♪)
お姉さん 「はい、イブさん、あなたのポケモンはみーんな元気になりましたよ♪」
イブ 「Thank You, nurse」
私はお礼を言うと預けていた6つのボールを受け取る。
割と暇だったので今日はみんなでポケモンバトルの訓練をしていたのだけど、ちょっとヒートしすぎてポケモンセンターで回復する羽目になった。
イブ (こっちのポケモンナースってなんだか華やか…)
オーレ地方のポケモンナースってスーツ姿だからなぁ〜。
最高のスマイルをNo priceで提供してくれるのは同じだけど、同じ笑顔でもこっちの制服の方が可愛いもんね。
シズク 「あ…こんにちは」
イブ 「あ、こんにちはです」
私がポケモンセンターを出ようとするとシズクちゃんが入ってきた。
シズクちゃんもポケモンの回復かな?
シズク 「…すいません、回復お願いします」
お姉さん 「かしこまりました、お時間10分ほどかかりますが、よろしいですか?」
シズク 「ええ、待合室で待っています」
お姉さん 「かしこまりました、ポケモンを預からせていただきます」
シズク 「お願いします」
お姉さん 「それにしても、毎日熱心ですね、今日もバトル修行ですか?」
シズク 「はい、あの人にはまだ追いつけないでしょうけどね…」
イブ (あの人?)
私はつい聞き耳を立ててしまう。
悪いとは思いながらも気になった。
それにしてもあの人って?
シズクちゃんが目指している人か…どんな人なんだろう?
シズク 「それじゃ」
お姉さん 「ごゆっくりどうぞ♪」
シズクちゃんは待合室に向かう。
私は少し、気になったので私はシズクちゃんの後を追った。
イブ 「シズクちゃん!」
シズク 「? イブさん?」
私は待合室のソファーに座るシズクちゃんに話しかける。
シズクちゃんはゆっくりと私の顔を見上げた。
私はシズクちゃんの座っているソファーに座って話しかける。
イブ 「シズクちゃんいつもポケモンバトルの練習をしているの?」
シズク 「はい、まぁ日課みたいなものですけど」
イブ 「すごいね、毎日欠かさずやっているんだ」
シズク 「はい」
私は時間があるとき位かな?
ちょっと真似できないかも。
イブ 「ねぇ、さっきちょっと小耳に挟んだんだけどさ、シズクちゃんが目指している人って誰なの?」
シズク 「私の目指している人…正確にちょっと違いますけど…」
シズク 「その人はカントーリーグチャンピオンだった人です」
イブ 「カントーリーグチャンピオン!? すごい人なんだね…」
シズク 「いえ…でも、すぐに返還しましたし」
イブ 「返還? なんだか勿体ないね…」
カントーリーグを制覇してポケモンチャンピオンになったのにすぐ返還なんて…。
一体何のためにカントーリーグを制覇したんだろう…その人。
シズク 「あの人は…馬鹿だから」
イブ 「…馬鹿?」
シズク 「ええ、それも大馬鹿です」
シズク 「あの人は栄光とか、名誉とか興味が無いんです…」
シズク 「本人の目指す道、ポケモンマスターをただ目指して…」
イブ 「ポケモンマスター? なにそれ?」
聞いたことの無い称号だった。
単純に考えると…まんまな意味になりそうだけど…。
シズク 「ポケモンマスターは存在しません」
シズク 「なぜならそれは彼が考え、想像した理想像だからな」
シズク 「あの人はそんな雲を掴むような夢を目指しているんです…そして今も」
イブ 「ポケモンマスターか、永遠に見果てぬ夢ってことか…」
シズク 「だから…あの人ほど追いつくことの難しい人っていないんですよね」
シズク 「少しでも足を止めたらすぐ引き離してしまうから…」
シズク 「目指す方も大変ですよね…」
イブ 「…もしかしてその人ってシズクちゃんのこれ?」
私はそう言って小指を立てる。
たしか、日本では恋人って意味であっていたと思うけど…。
シズク 「違いますよ…お友達です…ただ、とても付き合いにくい…お友達ですけど」
イブ 「…お友達か、なんだ」
シズクちゃんは極めて冷静にお友達といった。
てっきりシズクちゃんの好きな人かと思ったんだけどな…当てが外れたみたい。
シズク 「まぁ、単純馬鹿で頭も悪くて子供っぽい人ですからね」
イブ 「だから、シズクちゃんも強くなれる…か」
もしかしたら、シズクちゃんもその人と同じ様に大馬鹿なのかもしれない。
そう思うと…少し疼いた。
これは…ポケモントレーナーの性なのかもしれない。
お姉さん 「お待たせしました、シズクさん、予定よりかなり早く回復が終わりましたのでお返しします♪」
シズク 「ありがとうございます」
そこへポケモンナースのお姉さんがボールを返しに来る。
私はそこでシズクちゃんに提案するのだった。
イブ 「ねぇ、シズクちゃん、私とポケモンバトルしない?」
シズク 「え?」
イブ 「もちろんプラクティクスでだけど、どう?」
シズク 「いいですよ、実戦感覚も養いたいですし」
イブ 「OK! Let's go!」
私はこうしてシズクちゃんにバトルを挑む。
私の力はどれくらいなのか?
シズクちゃんはどれほど強いのか?
この結果はわからない…。
ただ、終わった時私たちはまた、お姉さんにお世話になるだろう…。
おまけその60 「こっちのIVEさん」 完
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