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beatmaniaUDX The ANOTHER Story


3rd STAGE ANOTHER 『リリスの趣味』

リリス 「初めまして…新入りのリリスです」

操縦室で、リリスさんの自己紹介をすることになった一行。
まずはリリスさんから自己紹介が始まった。

トラン 「…初めまして」

私もそう返す。
礼儀は大切ですから。

ナイア 「皆、仲良くするのよ〜?」

全員 「は〜い」

ナイアさんがそう言うと、私たちはそう答える。

セリカ 「ねぇねぇ、リリスって趣味はあるの?」

まずセリカさんがそう尋ねる。
するとリリスさんは悩むことなく。

リリス 「黒魔術です…」

セリカ 「…黒魔術?」

セリカさんが目を点にする。
リリスさんは表情ひとつ変えない。

エリカ 「オカルトねぇ…私は信じてないけど」

エリカさんは意外と冷静だった。

セリカ 「でも、宇宙は広いから魔法ぐらいあると思うけど?」

エリカ 「ないない…そんなのは本の中の話」

リリス 「…それではこの箱を見てください」

リリスさんは突然小さな木箱を出す、掌サイズだ。
中を開けて見せてくれるが何も入ってない。

エリカ 「? 何?」

エリカさんがそう言うと、リリスさんは箱を一旦閉め、私たちがその箱を注目すると、突然勢いよく箱が空く。
すると…。

ばさばさばさっ!

エリカ 「わわっ!?」

セリカ 「鳩…?」

トラン 「鳩ですね…」

それは紛れもなく鳩だった…。

エリカ 「…こ、これが黒魔術!?」

セリカ 「!?」

トラン 「………」

エリカさんがそう叫んで驚く。
場は沈黙する。

リリス 「…信じていただけましたか?」

エリカ 「…く、やるわね認めてあげるわよ黒魔道士として」

エリカさんは微妙に認めたくないようだ。
膝を落としてがっくりと項垂れている。
というか…。

トラン (それは魔法じゃないです…)
セリカ (あれってただの手品よね?)

しかし、声には出さない心優しき(?)友人たちであった…。

…To be continued

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