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beatmaniaUDX The ANOTHER Story


13th STAGE 『ALIEN WORLD』

彩葉 「…あうう、体中が痛い」

リリス 「……」

ナイア 「あ、来たわね…」

私は彩葉を呼びつけ、待つこと10分。

ナイア 「えらく遅かったわね…」

彩葉 「ご、ごめんなさい…茶倉が駄々こねて」

ナイア 「まぁ、いいわ…とりあえず、聞くけど、操縦できるわよね?」

彩葉 「ええ!? 私、まだ未成年ですから、車の免許はちょっと…」

ナイア 「…違う! あ・れ・の! 操縦!!」

私は余った人型機体を指差してそう言う。

彩葉 「あ、成る程…それなら、はい」

ナイア 「そ、じゃあ一応乗ってみて。今回のはかなり特殊なギミックを入れてあるから」

彩葉 「特殊な…?」

ナイア 「あなた専用機ということよ…脳波パターンを入力するから、早く乗って」

彩葉 「は、はい…」

彩葉は、割と手馴れた風に機体に乗り込む。

彩葉 「えっと、どうすればいいんですか?」

彩葉が機体のスピーカーを通して語りかけてくる。

ナイア 「右手側にある緑のボタンを押して」

彩葉 「えっと…これですか? わ」

ボタンを押すと、モニターに何やら文字が出てくる。
何か計算しているようにも思える。
やがて、しばらくすると。

COMPLETE SYSTEM START

の文字があがり、システムが起動する。

彩葉 「えっと…動かし方は一緒ですよね? これで腕が…」

グイングイン…

私がコントロールすると、その通りに機体が動く。

ナイア 「うん、問題なし…じゃ茶倉に変わって」

彩葉 「は?」

ナイア 「茶倉に変わるの、これもテストだから…」

リリス 「……?」

彩葉(?) 「………」

茶倉 「ん、一体何よナイア?」

ナイア 「答えはすぐ出るわよ」

ナイアがそう言うと。

茶倉 「はぁ?」

突然モニターに、SYSTEM CHANGEの文字が現れる。
そして、瞬間。

リリス 「あ…変形?」

機体の装甲の部分部分が裏返り、カラーもがらっと変わる。
主に、間接以外の部分がほとんど変わってしまう。

ナイア 「まぁ、彩葉用から茶倉用ってわけ」

茶倉 「へぇ、結構いいじゃない…」

動かしてみても反応は良好。
悪くない作りね。

ナイア 「当然よ、私が作ったんだから」

茶倉 「で、この機体、何て名前なの?

ナイア 「桜よ」

ナイアは素でそう答える。

茶倉 「はぁ?」

私は聞き返す。

ナイア 「だから桜だってば」

ナイアはただそう言う。

茶倉 「私?」

発音だけだとわからない。

リリス 「字が違いますよ、機体の桜は地球産の木のことです」

茶倉 「紛らわしいわね…」

大体そんな木、見たこと無いし。

ナイア 「いいじゃない、可愛いわよ」

どういう意味よ…。

茶倉 「…まぁいいわ、で武装は?」

私はそれ以上は追及せず、そう聞く。

ナイア 「茶倉モードは遠近ともに高火力タイプよ、機動性も高くなってるけど、持続時間は少ないからエネルギー残量は気にしておいて」

ってことは彩葉の時は武装も違うのね。

茶倉 「ふぅん…成る程、強襲型ね」

ナイア 「ギミックの分装甲が薄いから攻撃受けるんじゃないわよ?」

確かに人型が別の人型に変形するのだから、かなり装甲を削ってるでしょうね。

茶倉 「誰に物言ってるのよ…」

私は強気でそう言う。

ナイア 「期待してるわ」

茶倉 「はいはい、もういいわけ?」

ナイア 「ええ、彩葉に変わって」

ナイアは素でそう言う。

茶倉 「は?」

私は聞き返す。

ナイア 「だから彩葉に変わってってば…」

茶倉 「面倒くさいわね…先に済ませなさいよ」

ナイア (あんたを後にしたら、彩葉に変わらないでしょうが…)

私はしぶしぶ、彩葉に変わる。

茶倉(交代中) 「………」

リリス 「ナイアさん、これ」

ナイア 「うん? 耳栓…?」

私はハッとなって、すぐにそれをつける。

彩葉 (シャウト中)



………。



彩葉 「うう…何ですかぁ?」

もはや、彩葉はボロボロだった。

ナイア 「ご、ごめんなさいね…一応武装面に関して言っておくから」

彩葉 「はう…」

ナイア 「いい、彩葉モードでは出力が抑えてあるから、火力は少ないわ」
ナイア 「でも、機動性は高めなままだから、機動力を生かして中距離で戦うの」

彩葉 「は、はい…わかりました〜」

ナイア 「どうしようもなくなったら茶倉に交代しなさい、気がついたら敵を殲滅してるわ」

あっさりと言う。
茶倉なら、ねぇ…。



………。
……。
…。



トラン 「……?」

リュウ 「どうかしたのか、トラン?」

操縦席でトランが神妙な顔をする。

トラン 「いえ、何故か…動きが」

リュウ 「動き? 敵か?」

トラン 「いえ、艦が、です」

トランは、何か入力しながら、コンピュータと格闘している。

リュウ 「…マザーに行ってみよう」

トラン 「お願いします…」

リュウさんはブリッジを出ていく。
私はひとり、コンピュータを使って状況を確認していた。



………。
……。
…。



トラン 「そ、そんな…嘘!?」

私は自分の目を疑う。
突然警報が鳴り出し、艦内全体に赤いランプが転倒する。
そしてモニターには…。

WARNING!

トラン 「艦内警報です!! この艦は後1時間で『自爆』します!!」
トラン 「乗組員は、大至急格納庫に集まってください!!」

私はそう艦内放送をすると、すぐにブリッジを出る。

トラン 「…!!」

すると、我が目を疑った…。

トラン 「…誰?」

? 「………」

銀色の皮膚をもった、不思議な子供だった。
背は私と同じくらい、でも目と額が赤く光っていた。

クロロ 「ふーーー!!」

それを見て、クロロが威嚇する。

トラン 「…な、何?」

見ると、通路の向こう側はそれら銀色の人で埋まっていた。

トラン 「う…」

クロロ 「ふーーー!!」

私はクロロを抱いて、後ずさる。
だが、後ろも無かった。

トラン 「……」

クロロ 「ふー!」

トラン 「きゃっ、クロロ…!」

突然、クロロが暴れる。
その瞬間、私のポケットから何かが落ちる。

? 「!!」

瞬間、銀色の人たちは後ずさる。

トラン 「スルメ…?」

思えば、地球にいた時、クロロの好物だったので、たくさん貰っていた物だ。

クロロ 「みぃ」

クロロはスルメを口に咥えると、前に歩く。

銀色の人たち 「!!!」

銀色の人たちは、それに驚き、道が割れる。

トラン 「クロロ、行くよ!」

私はクロロを抱えて、走り出す。

クロロ 「にゃあ〜♪」

私は割れた道を一気に駆け抜ける。
スルメのおかげで、向こうは近寄って来れないらしい。
私はマザーの元に向かった。



………。
……。
…。



ナイア 「一体何だって言うのよ!?」

ツガル 「自爆だなんて…」

ダルマ 「後30分しかないぜ!?」

リュウ 「…トラン」

俺たちは全員揃っていたが、トランだけがまだだった。

彩葉 「トランちゃん…」

リリス 「何かいます…」

エリカ 「な、何?」

リリス 「艦内が、何かに占拠されています」

セリカ 「占拠って、V!?」

リリス 「いえ、何か特殊な生命体みたいですが…」

リュウ 「確かに気配を感じるな…」
だが、少なくともここにはいないようだ。



………。
……。
…。



トラン 「マザー! 今助けるから…」

私はマザールームでマザーの基盤を取り外す。
そして、それを鞄に差し、今度は格納庫まで走り出す。

トラン 「はぁ、はぁ…皆さん!!」

リュウ 「トラン!!」

俺は走ってきたトランを迎える。

トラン 「皆さん、この艦を放棄します!!」

ナイア 「ほ、放棄って、正気なの? 宇宙空間よ!!」

トラン 「いえ、惑星があります」

エリカ 「惑星?」

トランは息を整え、こう言う。

トラン 「この艦は謎の宇宙人に占領されました、後10分程で自爆するんです…迷っている時じゃないです!」

彩葉 「でも、機体に乗り込むの?」

トラン 「それしかないです…」

ナイア 「作業用ポッドがあるわ…私はこれに乗るから」

ナイアはそう言ってさっさと乗り込む。

ダルマ 「じゃあ、俺も…ツガルも来いよ、乗せてやるから」

ツガル 「う、うんっ」

ダルマとツガルも作業用ポッドに乗り、それぞれが機体に乗り込んだ。

リュウ 「トラン、来い!」

俺は、トランを半ば強引に機体に乗せ、コクピットハッチを閉める。

トラン 「きゃ」

クロロ 「にゃっ」

リュウ 「しっかり捕まっていろ」

トラン 「…はい」

そして、ナイアが艦のハッチを開け、俺たちはそれぞれカタパルトで出る。
2つのポッドは、俺と、エリカの機体でそれぞれ抱えて出た。



リュウ 「……あれか!」

外に出ると、何とすぐそこに惑星があった。
小さい惑星だが、重力がかなりある。
艦が知らぬ間に引き寄せられていたのだろう…だが。

リュウ 「問題は何故、艦のコンピュータがのっとられたのかだ」

トラン 「…本能ではないでしょうか?」

リュウ 「本能? やつらのか…」

俺はしばらく考えるも、重力に任せて地表に降り立つ。
大気圏の摩擦は無かった。

リュウ (つまり、空気が無いということか…)

ナイア 『分析したけど、外気は無いに等しいわ…生命反応もなし』

リュウ 「人体で降りれるか?」

ナイア 『恐らく無理よ…重力がかなりあるわ』

リュウ 「く…どうする?」

正直、かなりやばかった。



ズドオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!



瞬間、艦の自爆音が聞こえる。
これで、絶望か?

トラン 「進んでください…」

リュウ 「何? どこにだ…」

突然トランがそう言い出す。

トラン 「地表に沿って真っ直ぐです」

リュウ 「何…?」

トラン 「力を感じます…それを断てば」

リュウ 「敵…か?」

トラン 「恐らくは」

俺はトランのナビゲートの元、地表に沿って進む。
後ろから残りの連中も着いてくる。

トラン 「ここです」

トランが止めた場所は、何も見当たらない場所だった。

リュウ 「何も無いぞ?」

トラン 「いえ…います」

トランは突然その場から消える。

リュウ 「!?」

気がつくと、トランが生身で外に出ていた。

リュウ 「ト、トラン!」



トラン 「…何でこんな酷いことをするの?」

異星人 「………」

異星人は答えなかった。
これは私にだけ見える。
銀色と同じ姿だけど、今度は青く、その場で座っていた。
これらは皆には見えてなかった、ずっと私たちを囲んでいるのに。

トラン (クロロだけは…見えてたけど)

私は言葉を続ける。

トラン 「どうして、私を狙ったの?」

異星人 「カラダヲ…」

トラン 「体?」

異星人 「オマエノカラダガホシイ…」

トラン 「……」

異星人 「………」

私はその場で異星人を睨み付けていた。
そして、静かに私はスルメを前に出す。

異星人 「!! ア、アア…!!」

トラン 「これが怖いんでしょ? まだたくさんあるけど…」

私はそう言ってもうひとつ取り出す。

異星人 「ヒャアアアアアアアアアッ!!!」

トラン 「私たちを解放して…もう二度と近づかないで!」

異星人 「…アア、ウウ…オオオオオオ……」

異星人が苦しみだす。
ちょっと予想外だった。
ここまで苦しませるつもりは無かったのに…。

異星人 「ギョワアアアァァァァァッ!!」

そして、異星人は消えてしまった。

トラン 「…え?」

スルメで、死んだ…?



………。
……。
…。



リュウ 「驚いたぞトラン、生身で出て大丈夫なのか?」

帰ってきたトランに向かって俺はそう尋ねる」

トラン 「私は、大気がなくてもちょっと位なら生きられますから」

リュウ 「まさかテレポートまでするとはな…」

トラン 「…一日一回、2〜3メートルが限界ですど」

しかしこれからどうしたものか…。

トラン 「あれ、何ですか?」

リュウ 「む…?」

トランは上空を指差し、俺はそのモニターを見る。

リュウ 「ふ、艦か…!?」

ナイア 『ちょっと待ってて、今救難信号出すわ!!』

ナイアが信号団を取り出す。
俺はそれを止める。

リュウ 「待て!! Vだったらどうする!?」

俺はもっともな意見を出す。

ナイア 「う…だったら占領すればいいじゃない!!」

あっさりと過激発言…。

エリカ 『今は生き延びましょうよ! とにかく、行っちゃう前に!!』

それを聞くと、ナイアはすぐに信号弾を上げる。

ヒュ〜ボンッ!!



男 「ん? 信号弾だな…救難信号だ」

艦長 「おいおい…またかよ、どれだ?」

男 「あの星みたいだな…1、2…5機の人型だな」

艦長 「しゃあねぇな…回収してやれ」

男 「いいのか? Vかもしれんぞ?」

艦長 「その時はその時だ…大体ゲーム感覚のやつらが管轄外まで手を出すと思うか?」

男 「それもそうだな…わかった回収する」



………。
……。
…。



こうして、俺たちは謎の艦に助けを求め、無事救出されたのだった。

ナイア 「ふぅ…割といい艦ね、格納庫も広いじゃない」

? 「あーーーーー!?」

ナイア 「!? な、何…この聞き覚えのある声は」

私が振り向くと、そこには見たことのある顔が。

ナイア 「ジ、ジルチ……」

私は咄嗟に後ずさる。

ジルチ 「何だよナイア、相変わらずつれないねぇ…」

ナイア 「私は忘れたかったわ…」

ジルチ 「まぁ、そう言うなって、これも何かの縁だろ? な」

ジルチは軽く笑うが、こっちは笑えない…。

ナイア 「星の海に旅立つわ…」

私はその場から離れようとする。

男 「おい、ジルチ、何サボってんだよ?」

すると、また別の男が現れる。

ジルチ 「おお、孔雀か! 見ろよ、ナイアだぜ!?」

孔雀 「ああん? マジかよ!?」

またしても聞き覚えのある声がこちらに向く。

ナイア 「あ、あんたまでいるのね…」

何だかこの艦が嫌いになりそう…。

エリカ 「何よ、騒々しいわね…」

セリカ 「でもひろ〜い」

彩葉 「…あれ?」

リリス 「……?」

ツガル 「本当によかった助かって」

ダルマ 「全くだな…」

リュウ 「………」

トラン 「………」

クロロ 「みぃ…」

ジルチ 「何だか、やけに色物な面子だな…」

孔雀 「まぁ、いいさ、とりあえず艦長に目ぇ通しとかないとな。ジルチはちゃんと整備しとけよ?」

ジルチ 「はいはい、わかってるよ」

孔雀が先導し、私たちを案内する。



………。



艦内はそれなりに広く、通路だけでも結構長かった。
それに比べ、乗組員が全く見当たらないのはかなり気になる。

ナイア 「あんたたち、何でこんな艦に乗ってるわけ? どう見ても巡洋艦クラスよ」

孔雀 「まぁ、色々あってな…こっちもそれなりの事情があんだよ」
やがて、ブリッジに辿り着く。

孔雀 「ユーズ、入るぞ!?」

孔雀はそう言って、ドアを開ける。


リュウ 「む…」

ブリッジもかなり広く、少なくともEARTH LIGHTの数倍はあった。
だが、乗組員は孔雀を入れて、1、2、3、4人、格納庫のジルチを含めて5人だった。
そして、艦長席と思われる高い場所からひとりの男が降りてくる。

艦長 「俺たちの艦、『G2』へようこそ、俺が艦長のユーズだ」

エリカ 「何だ、結構若いんだ、艦長って言うからもっと渋いのかと思った」

ユーズ 「はっはっは、まぁ、元々軍属じゃねぇからな」

ユーズはそう笑うと、まず自己紹介を始めた。

ユーズ 「まぁ俺が艦長つっても、そんなに気を張らなくていい、気軽にユーズと呼んでくれ」
ユーズ 「それから、メンバーだが…まずそこの孔雀」

ユーズが孔雀に回すと、孔雀は改めて俺たちを見。

孔雀 「本名はQ-JACK…愛称で孔雀だ、一応砲撃手をやってる、よろしくな!」

孔雀はそう元気に答える、明るい奴だな。

ユーズ 「次、オペレータ!」

ユーズがそう言うと、通信席に座っている男がこっちを向き。

男 「通信士のサイレンだ、よろしくな」

髭の似合うその男は、小さく笑う。
渋い男だ。

リリス 「………」

彩葉 「ん、どうかしたのリリス?」

リリス 「…髭」

彩葉 「はぁ?」


ユーズ 「次、ドライバー!」

今度は操縦席の男がこちらを向く。

男 「エイリだ、よろしく頼む」

さっぱりした自己紹介だ、無駄がない。

ユーズ 「後は、格納庫にいるのがメカニックのジルチ。もうひとりメカニックがいて名前はニクス」
ユーズ 「最後に、パイロットのデュエルだが、ここにはいない。まぁ、各自勝手に自己紹介してくれ」

孔雀 「ユーズ…後もうひとり、拾った小僧がいたろ? ほら」

ユーズ 「ああ、そう言えばいたな、士朗の弟だったか」

彩葉 「士朗って、もしかして士朗さんの知り合いなんですか!?」

突然彩葉がそう叫ぶ。

ユーズ 「あ、ああ…そうだが、何だ知ってるのか?」

彩葉 「弟さんってことは…エレキさん!! エレキさんがここにいるの!?」

ユーズ 「訳有りみてぇだな…おい、孔雀、ちと呼んで来い!」

孔雀 「何だよ…俺がいくのかよ」

孔雀はしぶしぶと、部屋を出る。



………。



そして、残りのメンバーが全員やって来た。


ジルチ 「改めてよろしくな♪」

ニクス 「まっ、仲良くやろうぜ」

デュエル 「…よろしくな」

セリカ 「こちらこそよろしく」

エリカ 「味方で助かったわ…」


エレキ 「彩葉、無事だったのか!!」

彩葉 「エレキさん…ごめんなさい、茶倉のせいで」

エレキ 「あ、いや…まぁ、しょうがねぇさ」

エレキは赤くなりながらも、そう答える。



やがて、全員が自己紹介を終わる。
ユーズたちは俺たちと同じで独自にVを倒そうと考える人間が集まった連中らしい。
現在は、同士である士朗がVに捕まったので、助けに行こうとしていた所らしい。



ユーズ 「とりあえず、士朗を助けに行くぞ」

ナイア 「それと、新しい艦が製造できる場所はない?」

ナイアはユーズに向かってそう言う。

ユーズ 「うん? そうだな…基地に戻れば何とかなると思うが…確か新造艦を作ってるって話しだしな」

ナイア 「なら、先にそっちに届けてもらえないかしら?」

ユーズ 「そうだな、まぁいいだろ…よっしエイリ、基地に向けて出発だ!!」

ユーズはしばし考えるがすぐにそう言ってくれた。

エイリ 「了解」

そして、G2は一路、ユーズたちの基地を目指した。



トラン 「……」

EARTH LIGHT…。
もうすぐ、生まれ変わるからね…。
私は基盤を抱きしめ、そう祈った。

…To be continued

ANOTHER


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