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ちびエタ



第3話 「その名は○方不敗(意味不明)」

れいな 「あ〜あ、何か暇だな〜」

れいなはだれるように机の上で唸っていた。

なる 「そうね〜、どりあーど先生もいきなり殉職(?)しちゃってるし」

ねい 「あれはみりあのせいでしょ…」

れいな 「っていうか、私たちの存在ってどうよ?」

れいなはなる、ねいと一緒に語らった。

なる 「要するに地味ってことでしょ?」

ねい 「だったら、派手になる?」

れいな 「それはただのバカよ…」

ねい 「うっさい、情緒不安定なくせに…」

れいな 「……」

なる (私が地味だと言いたいわけか…)

れいな 「っていうか〜、やっぱこのままじゃまずいっしょ?」

れいなは何でかコギャル口調でそう喋る。

なる 「…別にどうでもいい」

ねい 「なるようになるでしょ?」

れいな 「あんたら、そんなのだからみりあみたいなのに馬鹿にされるのよ」

ねい 「あんただっていつも切られてるじゃない」

まだ2回だが。

れいな 「うっさいわね! 仏の顔も3度までよ!」

なる 「3度切られるのね…」

れいな 「………」

ねい 「………」

なる 「ようするに、みりあをどうにかしたいと…?」

全一致で頷く。

ねい 「(でも…どうやって殺るよ?)」

急に小声になる。

なる 「(だから、要は罠なり使ってでも…)」

れいな 「(と、トラバサミとか〜?)」

ねい 「この阿呆! んな罠が使えるか!!」

なる 「………」

れいな 「あう〜、だって〜罠って言ったら…後はパンジステークとか、スパイクボールとか〜」

ねい 「ド阿呆! どこの紛争地帯やねん!!」

なる 「ちょ! ちょっとねい! ねい!」

ねい 「あんた本当にダメ人間ね! そんなんでどうやってあの馬鹿屠るのよ!!」

なるが呼んでもねいは全く聞こえていなかった。

なる 「(ねい!! 後ろ後ろ!!)」

なるは小声でねいを呼ぶ。

ねい 「あん!? 何なのよ!?」

れいな 「(う〜し〜ろ〜!)」
なる 「(後ろだってば!!)」

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!

瞬間、画面が暗転して、コンボメーターが振り切れる。

みりあ 「滅殺…」

バックに天の文字が現れて、ねいは肉隗と化す。

なる (悪事千里を走る…か)

れいな 「……ひでぶ!」

みりあ 「………」

いつのまにかれいなもやられていた。

なる 「はやっ!! もうかい!! 時間稼ぎも出来ないのか!? あのバカは…」

みりあ 「お前もすぐに送ってやるから」

なる 「ふっ、甘く見たわね!! 私はそんじょそこらの雑魚とは違うわよ!!」

みりあ 「……?」

なる 「これを見なさい!!」

たったかったったったーーー!!

いつのまにか、なるの横に妙な木製オブジェが現れる…。

れいな 「こけしやないかい…がくっ」

れいなは最後に突っ込みを入れてこの世を去った。

みりあ 「………」

みりあは無表情だった。

なる 「く…このギャグに反応しないとは、馬鹿にしてるわね!!」
なる 「いけ、○ペルニクス1号!!」

なるが指示すると、こけしがみりあに突っ込んでいく。

みりあ 「……」

ドオオオオンッ!!

みりあが額のバンダナを取り、それをこけしに巻きつけて一瞬で破壊する。

なる 「んなっ!?」

みりあ 「…だからお前はアホなのだ!」

なる 「ひょんげー!!」



………



みりあ 「………」
みりあ 「…うむ、きょうもいい天気」

平和(?)だった…。






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