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K-O パニック +AM  第12話

祐一 「ったく…面倒かけやがって」

あゆ 「うぐぅ…だって〜」

祐一 「うぐぅ…じゃない!」

名雪 「祐一…あゆちゃんは夜道は苦手なんだから」

祐一 「何言ってんだ! そうやって甘やかすから…」

秋子 「祐一さん、言いすぎですよ」

祐一 「秋子さんまでっ」

真琴 「言いすぎ」

祐一 「お前が言うな!」

ぽかっ

真琴 「あう〜っ…何するのよ!!」

祐一 「我慢しろ」

名雪 「祐一、無茶だよ…」

秋子 「それよりも、ご飯が冷めちゃうわよ」

あゆ 「うんっ、早く食べよっ」

祐一 「…はぁ」

俺は深くため息をついた。


やがて食事が終わると、俺たちはリビングで一緒にTVを見ていた。

名雪 「……」

祐一 「なぁ、名雪…?」

名雪 「何? 祐一…」

祐一 「お前…片目だけ赤くなってるけど、何かあったのか?」

名雪 「何でもないよ」

即答。
こういう時の名雪は何かある。

祐一 「猫…か?」

名雪 「知らないよっ」

祐一 「(真琴…?)」

真琴 「(大丈夫だよ…名雪さんは部屋に入れてないから。今日は真琴、ずっと部屋でぴろと一緒だったし)」

俺は小声で真琴とコンタクトする。

祐一 (ということは、学校帰りで猫と遭遇したのか?)

というか、猫と遭遇して、片目が赤くなっているというのは意味不明だ。
猫と遭遇したら、それこそ両目とも赤くなっているだろうからな。

名雪 (ぴろ〜…)

祐一 「…まぁいいか」


その日の夜、真琴の部屋で一騒動あった事は、言うまでもなかった…。

名雪 「ねこ〜…ねこ〜…」

ぴろ 「ふにゃ〜…」

真琴 「あ、あうう〜っ」

秋子 「あらあら…」

あゆ 「名雪さん…」

祐一 「…はぁ」

俺は再び深いため息をついた。

祐一 (何で、こうなるかな?)

(そういう運命だ)

祐一 「てめぇが、仕組んでんだろが!!」

あゆ 「祐一君、言っても無駄だよ…」

(お前等、俺をなめとるだろっ!?)

…To be continued

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