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OPERATION Seven 『選択』




シュウイチ 「クレスさん…自爆しちゃいましたね…」

カルタ 「あれじゃクレスさんはもう…」

ズダンッ!

シュウイチとカルタがフリーダムのブリッジ内でそんな会話をしていた。
しかし、その会話を断ち切るようにその場にズダンと乾いた音が響いた。
マリアが壁をおもいっきり叩いたのだ。
その音はその場を静かにするには十分だった。

マリア 「お願い…それ以上言わないで…」

私は否応なくそう言って会話を断ち切った。
わかっている…クレスはもう…だけど。

マリア 「……」

グレッグ 「あ、おい…!」

私はその場の空気に耐えられずそのままブリッジから逃げるように出た。
途中、グレッグの声も聞こえたけど…私は無視した。



グレッグ 「おい、マリア…」

マリア 「…艦長がブリッジを離れていいの?」

私は私を追ってきたグレッグに少し皮肉を込めてそう言った。
しかし、グレッグをそれを気にせず言った。

グレッグ 「副艦長が離れても同じだろ…」

グレッグは笑いながらそう言った。
しかし、グレッグもすぐにその顔からは笑みはうせる。
さすがに旧友だし私のこと理解してくれている。

グレッグ 「まだ…引きずっているのか? あれ…」

マリア 「…忘れらんないわよ」

グレッグが言った『あれ』…。
私にとって悪夢だけど…今の私を作ったあの事件…。

マリア 「どうして本当に大切な人に限って勝手に死んでいっちゃうのよ…」

私は今にも溢れそうな涙を抑えながら今でも首にかけているペンダントを手にとる。
ペンダントは中が開くようになっておりそれを開くと、とても幸せそうな二人の男女が写っている。
そして、小さくこう彫られていた。





『親愛なるマリア −マーク−』




そう…そのペンダントに写っているのは昔の…まだ戦争の始まる前のマリアとその恋人『マーク』だった。

アリア 「どうしてよ…どうして…死んじゃうのよ…マークゥ〜…」

グレッグ 「………」





−2年前 このハッテンの地にて…−



マーク 『機体名ライトハンド、パイロット名マーク・シャッド出るぞ!』

マリア 『機体名レフトハンド、パイロット名マリア・レウス行くわよ!』

とある二人の若いカップル、それが私達マークとマリアだった。
私達の戦いが始まったのは4年前のある日から…。
世界を守り、治安を維持するはずだった地球連合の崩壊から数ヶ月…。
私とマークは地球連合のユニット部隊に所属していた。
けど、それも4年前のある日、エグザイルの10日にも渡る激しい猛攻で最強の栄華を誇っていた国連のユニット部隊はことごとく全滅した。
私と…マークを除いて…。
その時1度目の無気力になった。

マリア 「………」

その時の空の色はよく覚えている。
真っ黒な空…昼だというのに薄暗く、周りは鉄の焼けた匂いや血の匂いが充満していた。
生きる気さえしない…むしろなぜ死ななかったのかが疑問なくらい。
自分の腕が良かったのか…それとも悪運が強かっただけだったのか…。
まぁ、どちらにしてもこのまま無気力にここ居れば適当に死ねるでしょ…。

マーク 「マリア…?」

マリア 「………」

突然、目の前がある人物で埋め尽くされる。
マークの足だ…。
私はゆっくり顔を上げるとそこには傷だらけのマークが居た。
そして、その後には知らない男…。
国連の軍服じゃない…いや、軍服すらでない。
ただ、厚手のジャンパーを上から羽織っているだけ。
下は真新しいジーンズだった。
この寒い時期だから厚手は当然か…。

マーク 「マリア…大丈夫か、マリア?」

マークは私の目線まで頭を下げてただ私の心配をしてくれる。
自分も大変なくせに…マークは人の心配ばっかり…。
もちろん私の心配をしてくれるのはうれしいんだけど…。

マリア 「傷…」

マーク 「え…?」

傷…マークの右肩に大きな傷があった。
服の上から真っ赤…特に痛い顔はしてないけど…大丈夫かしら。

マーク 「! ああ…俺は大丈夫だ、それより良かったマリアが生きてて…」

マリア 「マーク…」

マークは私を静かに抱きしめてくれる。
私はそれにただ体を寄せるだけだった。

マーク 「マリア…良かった…本当に生きてて良かった…」

マリア 「マーク…マーク…マークゥ〜…」

私は突然目頭が熱くなった。
そして、泣いた。
今日だけは、そう思っていっぱい泣いた。

やがて、そこには雪が降る。
深々と私達を慰めるというよりも戒めるように…。

? 「マーク…そろそろいくぞ…」

マリア 「…?」

突然マークと一緒にいた男は口を開いた。
行くってどこへ?

マーク 「ああ、わかっているグレッグ…」

マークはそう言うと立ち上がる。
私は何が何だかよくわからなかった。
でも、その時のマークのなにか決意ある顔にどこへ行くのかわかった。

マリア 「まだ戦うの…?」

私はもう嫌だった。
正直マークにも戦ってほしくない。

マーク 「エグザイルの行動は目に余る…たとえ勝てないとわかってても俺は行く!」

マリア 「ダメよマーク…死んじゃうわ…」

マーク 「心配すんな守るもんがあるうちは死なないさ!」

マークは笑って言う。
でも、それじゃ信じられない…。
今の地球にエグザイルに勝てる軍隊なんて見当たらないのに…。

マーク 「いいか、マリア…俺はお前を守りたいんだ!」
マーク 「俺はマリアが好きだから…だから守りたいんだ!」

マークは私の肩を掴むと一片の迷いも無い目でそう言う。
マークは本気だった…私には…でも。

マリア 「だったら…私も行く」

マーク 「マリア…? 何を言っているんだ?」

マリア 「私も行くわ、マークだけに戦わせられない」

マーク 「冗談はよしてくれ! マリアはもう…!」

私はマークが喋っているなか、手でマークの口を塞ぐ。

マリア 「私もマークが好きだから…だから、私はマークを守るわ!」
マリア 「もう一度位なら…戦えるから…」

マーク 「マリア…いいのか?」

マリア 「うん…分の悪い賭けは嫌いでもないから…」


この時…私達の部隊が崩壊した日がサナリィの創設の日だった。
まだ、たった三人しかいないサナリィの誕生…。
まるでその日の雪は私達の苦い出発を物語るように降り続けた…。


そして、2年前。

マーク 『あんまり無茶はするなよマリア!』

マリア 「ふふ、あなたこそね!」

サナリィとして新しく活動を始めた私達は2年後にはそれなりの組織らしくなった。
それは勿論私達三人の賜物。
まぁ…それだけでもないんだけど。
この頃からサナリィは全国に展開された。
人員だけならエグザイルを超えたかもしれない。
それ位、サナリィには同志が集まった。
それはひとえにエグザイルへの反抗心だろう。
とはいえ国家レベルには到底理解してもらえないけど…。
そんな私達はハッテンで戦っていた。
この頃はまだゲリラ的に抵抗するレベルだったけどエグザイルと戦えていたわ。
後には強力なスポンサーもいたしね。

グレッグ 『こぉら! おまえ等! だべってんじゃねぇぞ!』

私達は機体に乗っていつものように出撃するといつものようにグレッグが注意する。
そして、いつものように。

マーク 『ひがみか? グレッグ?』

グレッグ 『うるせぇ! こちとら一人身なんだよ!』

マリア 「ふふ…」

この頃が一番良かったと思う。
辛くもあったけど割と楽しかったし。
でも、この頃からエグザイルも私達に力を注ぎ始めた。

そして半年前…。
とあるエグザイルの大掛かりな計画を阻止した私達。
私達はもうボロボロだった。
そんな時にアイツは来た…。
私が二度目の無気力になった時…。
そして、復讐心を覚えた日。


マーク 『はぁはぁ…くそ! 何なんだこいつは!?』

マリア 「マーク!」

今、基地は散々な状態だった。
唯一の戦艦は酷い損傷を受け、基地も人員も大きなダメージを受けていた。
エグザイルの猛攻を受けて凌ぎきったことそのものが奇跡だけど…。
でも、もう終わりかもしれなかった。
今、出撃しているのはマークのライトハンド一機。
正確には出撃できるのがライトハンドだけなんだけど…。
そして敵は一機。
識別信号は不明、黒い機体だったけどとても大きいユニットだった。
30mくらいのでかい2足の重量ユニット。
太い腕部や脚部が特徴で、完璧に真っ黒なユニット。
そして、圧倒的な性能。
何もかもが現代のユニットの性能を凌駕していた。

マリア 「ねぇ! レフトハンドは何とかならないの!?」

ガンズ 「無茶言うなよ! ライトハンドを治すだけでやっとだったんだぜ!?」
ガンズ 「レフトハンドは動ける状態じゃねぇ!!」

グレッグ 「く…情けないが今はマークに任せるしかないだろう…」

マリア 「〜〜〜〜〜っ!!!!」


マーク 『くそ…バルカン程度じゃ装甲に傷ひとつつかねぇし…エネルギー兵器もあの反則シールドに全部防がれちまう』

反則シールド…それは現在の技術じゃとても実現不可能なシールドだった。
この時代でもシールドとして使われるのは通常の鋼鉄を使った物。
せいぜい磁気シールドだ。
ところがその黒いユニットはエネルギーシールドを展開した。
これは現在でも作れないことは無いのだがきわめて効果時間が短い。
エネルギーの調節が難しく、激しくエネルギーを消費するためすぐに使えなくなってしまうのだ。
作れば巨大化するし、せいぜい効果はどう伸ばしても2分程度、とても実用的とはいえなかった。
それを黒いユニットは当たり前のように使用していた。

マーク 『ここでサナリィを消滅させるわけにはいかない…だったら!』

マリア 「マーク!?」

マークは突然ライフルを捨てて黒いユニットに突撃する。
黒いユニットはそれに対してエネルギーブレードを取り出す。

マーク 『当たるかぁ!!』

黒いユニットはマークのライトハンドに対してブレードを振るうがマークは紙一重でかわし後から抱きつく。
黒いユニットはそれを当然振りほどこうとする。

マリア 「マークっ!?」

グレッグ 「何をする気だマーク!?」

突如嫌な予感した。
マークは…マークは!

マリア 「やめてマーク! 自爆なんかしちゃダメ!」

マークは命をかけている。
間違いなく自爆する気だった。

マーク 『そう簡単に離されるわけにはいかないんだよ!』
マーク 『サナリィは俺の命だ! ここで潰させるか!』

グレッグ 「バカなことはやめろ! マーク!!」

マーク 『バカやろう! 折角ここまでなったんだ! ここでサナリィが…ここがやられたらもう終わりだ!』
マーク 『それだけは絶対避けないとダメなんだよ!』

グレッグ 「お前が死んだって一緒じゃないか! やめろ!」

マーク 『そうはいかねぇよ…どうせもう時間ないんだしな…最後にひとつ言っておく!』
マーク 『マリア…愛してる!』

ドカァァン!!


マリア 「い、嫌ーー!!」

最後にマークは私を愛しているといった。
そんな遺言なんて…。

グレッグ 「マーク…バカやろう…!」

でも、マークのおかげでこの場は切り抜けた…。
マークと引き換えに…。

ガンズ 「おい! アレ見ろよ!」

グレッグ 「な…なんだと?」

マリア 「そ、そんな…」

ガンズが穴の空いた基地から見たのはマークが自爆した方だった。
そこには煙を上げながら黒いユニットがいた。
無傷とはいかなかったようだけど確かに存在している…。
そんな…これじゃ…。

しかし、黒いユニットはもう戦えないようだった…。
それでも黒いユニットは動き、空高くへと消えた。

この日から私は戦場から姿を消した。
本当に戦うのが嫌になったから…。
そして、次に私が戻ったのは三ヶ月前のことだった。



…………
………
……



マリア 「思い出しちゃうわよね…やっぱり」

グレッグ 「いつまでも気にしちゃいられないだろ」

マリア 「…わかってる…わよ」

私は涙に濡れた頬を拭いた。
そして、決意する。

マリア 「クレス…あなたは忘れない…」

私は…彼の分も戦う。
エグザイルこそが私の戦う理由だから。



……………
………
……





一方その頃…エグザイル側 アストラ旗艦『ドヴァーク』艦内。



クレス 「く…ここは?」

俺は目覚めるとどこか知らないところにいた。
布団もかけられている、ベットのようだった。
耳を研ぎ澄ませばヴゥゥゥゥンという機械の駆動音も聞こえてきた。
どうやら天国や地獄とは違うようだ。

クレス 「また、生きているのか俺は…」

天国や地獄じゃないと感じた時俺はそう思った。
あの時…ドヴァークに対して自爆行動を起こしたとき、俺は確かに自爆スイッチを押して自爆した。
にもかかわらず生きてしまっている。

クレス (死ぬ気だったんだが…死ねないか…)

俺はそう考えるといい加減自爆のことは考えるのを止め現在の状況を確認する。

クレス (誰かが使っていた室内か…?)

そこは何も無いといったらそこまでだが簡素で小奇麗に整頓された部屋だった。
大きさ的には大の男が3〜4人入れる程度の小さな部屋だった。
駆動音がすぐ近くに聞こえるということはここは船内か。

デルタ 「あ…お目覚めですか大佐…」

あれこれ考えていると扉のシャッターが横開きしてそこからデルタが現れた。
デルタがいる…という事はここはエグザイルか?

クレス 「デルタ…だな?」

デルタ 「はい…」

今は色々と訳のわからない部分がある。
このデルタが本人かいささか怪しい物だったが本人は小さく頷いた。

クレス 「なぜ…何故俺は生きているんだ?」

デルタ 「自爆は機体の各所に埋め込まれている爆弾が爆発して行うものです」
デルタ 「大佐のナイトメアの場合、頭部とコックピットが爆発しなかったんです」

爆発しなかった…。
不発ということか…これも『ナイトメア』の意思か?
だが、とすると俺は今は捕虜のはず…にしてはなにか待遇がおかしい…。

クレス 「そうするとここはドヴァークか?」

デルタ 「はい」

デルタはまた縦に頷く。
そうするとやはり捕まったというのは確かか。
だが、そうするとここはどう見ても独房というよりも個室だ。
一体どういうことだ?

クレス 「ここは独房か?」

俺は一応聞いてみる。
すると案の定デルタの口からは。

デルタ 「いえ…ここは、その私の個室です…」

クレス 「やはりか…だが、何故?」

疑問があった。
掴まったのならなぜ独房ではないのか?
なにかが合わない…。

デルタ 「実は公には大佐はすでに死亡した扱いになっているのです…」

クレス 「?」

言っていることがいまいち解らん。
死んでいる扱いだと…?

デルタ 「……」

クレス 「かくまっているという事か…」

俺はデルタの物言わぬ表情を見て悟る。
俺はもう立派な反逆者だ、捕まれば銃殺刑は確実だ。
デルタも解っている…だから俺を見つからないようかくまったのだろう。
だが、これではデルタは。

クレス 「デルタ…自分のやっていることは解っているのか?」

デルタ 「…私の問題です…大佐は気にしないでください…」

デルタは俯いてただそう言った。
もし、俺をかくまっているのがばれればデルタは間違いなく処刑だ。
その上でデルタは俺をかくまったか。

クレス (見つかるのも時間の問題…その上でというのなら何も言うまい…)

どの道、運良く拾った命だ…ここで失っても問題ない。
が、心残りはデルタを巻き込んでしまったことか…。

クレス 「ナイトメア…ナイトメアはどうなった?」

俺は終始無言の時を過ごしていた時、ふとナイトメアのことが気になった。
自爆したのだから大破は当たり前だが…。

デルタ 「ナイトメアなら回収し、今は修復作業を行っております…もう直っているとは思いますが」

クレス 「そうか…」

当然といえば当然か。
あの機体の性能の高さは作った俺自身が保証する。
もっとも…俺しか扱えないがな…。

クレス 「…大体のことはわかった…これ以上はここにはいられん」

俺はそう言うとベットから立ち上がろうとす…しかし。

デルタ 「まだ動いてはダメです!」

クレス 「何…っ痛!」

立ち上がろうとすると突然体に激痛が走る。
そのままデルタはすぐさま俺をまたベットに戻す。
…そうか、動かないと気付かなかったが、体は重症のようだな…。

デルタ 「いくら自爆は不発でもあの高度から落ちたのですから…」

クレス 「…く」

当然か…コックピットの中とはいえ地面に激突したのだ…死ななかったのが不思議なくらいだ…。
結局…動けないということか…。

デルタ 「大佐の体のどこも骨折が無いのは奇跡です…打撲の怪我だけなんておかしい位なんですよ?」
デルタ 「普通…内出血だって起こるはずです…それが無い…単なる打撲なんて…」

デルタは本当に心配そうな顔でそう言う。
デルタは俺の顔を見ていないが布団の上から優しく置かれたデルタの手から感じるようだった。

ピンポンパンポーン!

『デルタ少佐! デルタ少佐! 至急作戦会議室までお越しください!』

あれからしばらくベットでずっとじっとしていると突然アナウンスが流れだす。
そのアナウンスではデルタが呼ばれていた。
しかし、デルタはまるで目を開けたまま眠っているかのように終始微動だにしなかった。

クレス 「…デルタ、呼ばれているようだぞ?」

デルタ 「…はい」

俺がそう言うとデルタは半分諦めたような顔をして立ち上がった。
あまり気が乗らない…そういった顔だ。
会議に出るのが嫌なのか、それともこの場を離れたくないのか…?
しかし、どちらにしろデルタは行かないといけない、デルタもそれがわかっているから諦めたような顔をしたのだろう。

デルタ 「私は行きますが…あまり動かないでください」

クレス 「…わかっている」

デルタはそう言うと立ち上がってドアの方へと歩み寄る。
そして、ドアに手をかけようとしたところで…。

クレス 「デルタ…」

デルタ 「…なんでしょうか?」

デルタは半分だけ顔をこちらに向ける。
かなり小声で言ったから聞き間違えとも取られるかもしれなかったか…。

クレス 「デルタはどうしたい?」

デルタ 「何が…でしょうか?」

クレス 「…いや、なんでもない、戯言だ…」

デルタ 「……」
デルタ 「それでは…」

俺はそう言うと横になる。
デルタはそれを見て部屋から出て行った。

クレス 「デルタ…お前は…」

俺は少なくとも『ここに』居場所は無い。
だが、お前の居場所は『あそこ』にはない…そしてここでしかない…。
結局は敵同士なんだ…アイツは…デルタは敵でしかない…。

クレス 「だが…それもこれも全部俺…いや『俺達』のせいか…」

そもそもこの戦い意味は何だったろうか?
…忘れられるわけもないか…。
誰が思おうな…この星のために起こされた戦争なんだと…。

クレス 「もう…寝るか」

俺は目を瞑ると静かに眠りについた。
これからのこと…これまでのことを考えながら…。



…NEXT OPERATION A GO




Strategy of the following!


あれから数日が過ぎた…。
俺の傷も治り既に体は完全な状態。
そんな時、再びサナリィとエグザイルが対峙する。
それは俺にとって最大のチャンスだった。
そして、デルタの選択は…。
そして、統治者『メンバー』の存在が…。

次回 UNIT

OPERATION Eight 「統治者(メンバー)」


クレス 「デルタ…お前の道はどこにある?」




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