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パ:「はぁはぁはぁ・・・!!」(タッタッタッ・・・!!)

パトラがあてもなく走っていた。(バチッ!!)

目の前に閃光が出た。

?:「逃げても無駄だ。お前はここで死ぬのだからな。」

さっきの金髪の男だ。

パ:「アタシはね!!死ぬ事は出来ない理由があるんだよ!!」

?:「教えてやろう・・・。いくら理由があったとしても・・・。」(バリバリバリ!!)

パ:「うあああああああ!!」(バリバリバリ!!)

パトラの体が電気に包まれた。肌が黒くなっている。

?:「死ぬ事からは逃れる事は出来ない・・・。」(シューー・・・)

パ:「アタシは・・・。絶対に・・・、この町から・・・。」

?:「黙れ!!」(ドカァーーーーーンッ!!)

パトラの頭上から巨大な雷が落ちた。

パ:「絶対に・・・、この町から恐怖を取り除いてみせる!!!!!」

?:「うっとうしい!!」(サッ!!)(バリバリバリ!!)

男は、パトラの胸に手を当て強烈な電撃を流した。

?:「エレクトリック・デス!!」(バチッ!!!!)

パ:「・・・・・・・・・・!!」(ガンッ!!)

パトラが最後の力を振り絞って男の首根っこに蹴りを当てた。

?:「ぐおっ!!」

パ:「一発・・・・・。」(ドサッ・・・!!)

?:「この野郎!!」

再びパトラの胸に手を当てた。

?:「死んだようだな。心臓は動いていない。むしろ、焼け焦げてしまったか。」(バチッ)

男は消えた。

ゼ:「今、パトラちゃんの声が!!」

ク:「何っ!?まさか!!」

クロウは、何百人もの住人と戦っていた。

ク:「うっとうしい!!邪魔だーーーっ!!」(ガキィーンッ!!)(バタバタバタッ!!)

次々と人が倒れる。

ク:「安心しろ気絶させただけだ。急がねば!!」(ダッ!!)

パトラの元に向かって走った。

一方ウンディーネは・・・。

ウ:「パトラさん!!大丈夫!?」

ウンディーネは焼け焦げたパトラを見つけた。

ウ:「ヒドイ・・・!!激しい電撃にすべての内臓がやられてる!!」

パ:「・・・・・・。」

ウンディーネはパトラの胸に耳を当て心臓が動いているかどうか調べた。

ウ:「・・・・・・・。」(ドクンッ・・・・・・・・・ドクンッ・・・・・・・・・・)

ウ:「微弱だけど動いてる!!」

ク:「ウンディーネ!!パトラは!!」

ウ:「誰かにやられたみたい!!」

ク:「くそっ!!心臓は動いてるのか!?」

ウ:「動いてるけど、虫の息だよ!!このままじゃ・・・!!」

ク:「何か手はないのか!?」

ウ:「心臓が焼け焦げてるみたい!!でも、何とか治してみる!!」

ク:「頼んだぞ!!」(ダッ!!)

クロウは、どこかに走って行った。

ク:「絶対に許さねぇ!!絶対に殺してやる!!」

ウ:「エクス・エデン!!」

パトラの胸に手を当て、何とか心臓を修復させようとしている。

ウ:「お願い!!死なないで!!」

ゼ:「私に任せてください!!」

ウ:「お願い!!」

ゼウスが出てきた。ゼウスがパトラを抱きしめ呪文を唱えた。

ゼ:「フル・エデン・・・。」

パトラの体が光だし、傷が完治した。

ウ:「治ったの・・・?」

ゼ:「心臓は完全には治ってませんが何とか正常に戻しました。」

ウ:「ちょっと見せて。」

再びパトラの胸に耳を当て調べた。

ウ:「・・・・・・・。」(ドクンッ・・・・・ドクンッ・・・・・ドクンッ・・・・・)

ウ:「少し弱いけど動いてる!!」

パ:「ケホケホ・・・!!あ・アタシ生きてるよね・・・?」

ウ:「うん!!」

ム:「そこまでだ!!」

ムラサメだ。

ウ:「あ、弱い人だ!!」

ム:「黙れ!!弱くなんかない!!」

ウ:「あの時一瞬で負けたくせに・・・。」

ム:「あーーーっ!!もういい!!今すぐにでも殺してやる!!」

ゼ:「即刻立ち去りなさい・・・。」

ム:「な!何だ・・・!!体が前に進まねぇ!!」

ゼ:「即刻立ち去りなさい・・・。さもなければ、古代の呪いを与える・・・。」

ゼウスの目つきが全然違う。鷹の目になっている。

ム:「ひっ!!」

ムラサメが怯えて悲鳴を上げた。

ゼ:「立ち去りなさい!!そして、二度とパトラの目の前に現れない事を誓いなさい!!」

ム:「しかたねぇ!!見逃してやる!!」

ムラサメは屋根から飛び降り、どこかへ逃げた。

ゼ:「ふぅ・・・。さぁ、これで大丈夫です。」

パ:「ゼウス・・・。あれほどキレるなって言ったのにねぇー・・・。」

ゼ:「すいません・・・。」

パ:「そうだ!!あの野郎ー!!ぶっ飛ばしてやる!!」(ダッ!!)

ゼ:「あ!パトラちゃん!!」

ウ:「パトラさん!!」

パトラは、自分を殺そうとした男を捜した。

パ:「うっ・・・!!」(ズキッ!!)

心臓がかなり響くようだ。




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