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パ:「おおおおおっ!!」(ヒューーーー・・・)(ドゴォーーーンッ!!)

パトラは、敵軍のど真ん中に落ちた。

パ:「あはははは!!」

兵:「や・殺れーーーっ!!!!!」(ダダダダダ・・・!!)

パ:「ゼウス。」

ゼ:「ノーザン・クロス・・・。」

パトラの目の前が急に光りだした。

銃弾は当たったかのように思われたが、パトラは無傷だ。

実は、ゼウスのノーザン・クロスは光弾を作り出し、全弾撃ち落していた。

パ:「吹っ飛びな!!」(タッタッタッ・・・!!)

大勢の敵軍に向かって走った。

パ:「カナの作った光のおかげで思いっきり力が発揮出来る!!」

ゼ:「エレメンタル・ライズも長時間使えます!!」

パ:「じゃ、エレメンタル・ライズ!!」

一方、クロウは・・・。

ク:「フッ・・・。」

クロウは、不敵な笑みを浮かべた。

セ:「うくっ・・・!!」

センカと戦っていた。センカはかなり苦戦しているようだ。

セ:「風力・かまいたち!!」

大きな風の波動が出来た。

ク:「無駄だ・・・。」(バシュー・・・)

クロウは手づかみで巨大な風を潰してしまった。

セ:「な・何でアタイの攻撃が効かないのさーっ!?」

ク:「力の差だ。」

セ:「くっ・・・!!」(シュン!!)

センカが消えた。そして、突然クロウの目の前に現れた。

ク:「甘い・・・!!」(ギィンッ!!)

クロウが剣を抜いて防御した。

セ:「アタイをなめんじゃねーっ!!」

ク:「悪いが・・・。」(バキッ!!)

センカの剣にヒビが入った。

セ:「ぐっ・・・!!」(バキィーンッ!!)

センカの剣が大破した。

ク:「勝負あったようだな・・・。」(キンッ)

漆黒刀をセンカの首に近づけた。

セ:「ぐくっ・・・!!」

ク:「・・・・・。」(キンッ)

クロウが突然剣を背中の鞘に収めた。

セ:「殺せばいいじゃんか!!」

ク:「おもしろくない・・・。もう少し強くなってから戦ってもらいたい。」

セ:「ちっ!!」(シュンッ!!)

ク:「・・・・・・・。」

ザ:「こっちは終わったぜーっ!!」

ク:「こっちは相手にならなかった・・・。」

ザ:「誰かがいい条件を作ってくれたから、うまくやれたぜ!!」

ク:「じゃ、この地域が真っ暗なのは条件を俺に合わせたのか・・・。」(ダァーンッ!!)

急に銃声が聞こえた。(ドサッ!!)

ザラから少し離れた所に何か落ちかようだ。

カ:「物陰に隠れてください!!」

ク:「わかった!!」

クロウとザラは近くにある瓦礫に隠れた。

カ:「・・・・・。」

カナは黙って目を閉じた。

カ:「・・・・・っ!!」(カッ!!)

カナが目を開けると瞳の色がもともと赤色だったのが黄色になった。

カ:「我が母「ミカエル」・・・。私に力を・・・。」

カナの周りが光に包まれた。

ク:「あれは何だ?」

ザ:「アンタはバカかよ・・・。」

ク:「バカじゃない!!」

ザ:「あれは、通常の人間には使えない「エデン・エナジー」さ。自分の潜在能力を目覚めさせる技さ。」

ク:「だが、デメリットもあるのだろう?」

ザ:「もちろんさ。一度使うと、二時間は使えない。もし使うと、魂がボロボロになっちまうからねぇ・・・。」

カ:「はぁぁぁぁぁ・・・!!」(ゴォォォォォ・・・)

カナが両手を上げると、いくつもの瓦礫が宙に浮いた。

カ:「かかれーーーっ!!!!」(ゴオオオッ!!)

カナの言葉と同時に瓦礫が飛んでいった。

ク:「護神隊もすごい奴がいるもんだ。」

ザ:「だから、護神隊なのさ。」

カ:「うっ!!」(ピッ!!)

敵が撃った銃弾がカナの肩をかすった。

ク:「まずいな・・・。立っていたら、格好の餌食だ。仕方ない、敵が薄い出口から逃げるぞ!!俺は、カナを連れて逃げる!!」

ザ:「じゃ、アタイはパトラを連れて逃げればいいんだな?」

ク:「頼む!!」

ク:「カナ!!ここから逃げるぞ!!」

カ:「あ・はいっ!!」

クロウはカナの手を引っぱって連れて行った。




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