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ト:「う・・・。ん・・・?」

?:「目が覚めたようですね?」

目が覚めると青い髪の青年が顔を覗かせていた。

ト:「あ、ジン!!」

ジ:「久しぶりトラン。」

ブレイブタウンで戦った時に別れたジンがいた。

ト:「何故ここにいるの?」

ジ:「あの時やっぱりトランの言葉に悩まされた。」

ト:「え?」

ジ:「つまり、死ぬのはやめて必死に抵抗する事にしたんだ。」

ト:「そうなんだ。」

ジ:「それと、今まで内緒にしていたんだけど・・・。俺は護神隊を見守るものであり、七神隊の「風神」でもあるんだ。」

ク:「一人で2つもとは・・・。」

クロウに変わった。

ジ:「そう・・・。」

ク:「お前はジュノだな?」

ジ:「ああ・・・。」

ク:「昔、俺が戦って殺してしまったジンの名前を使っていたのか・・・。」

ジ:「ああ・・・。」(パリィーンッ!!)

突然ガラスが割れた。

ジ:「何だ!?」

ガウスだ。

ガ:「こんな所に蛆虫がいたか・・・。」

ク:「ウンディーネ!!パトラ!!」

ウ:「・・・・・・・・・。」

パ:「・・・・・・・・・。」

ガ:「無駄だ。こいつらの脳は支配させてもらった。」

ク:「ちっ・・・!!」

ウンディーネとパトラが襲い掛かってきた。

ジ:「させるか!!」

ジュノは風を起こした。

2人は吹き飛ばされた。

ジ:「ここは俺がやる!!お前はガウスを!!」

ク:「わかっている!!」

ガ:「ここで戦うのは難だろう。特別に用意した。」

ガウスは胸ポケットから黒い水晶を取り出す。

黒い水晶が光った。

ク:「ぐっ!!」

ガ:「ここならいいだろう?」

クロウがあたりを見回すとあたりは宇宙だ。

ガ:「どちらが勝っても最終的にはどちらとも死ぬ・・・。」

ガウスがバスターソードを取り出した。

ク:「お前がこの戦争を起こした張本人か・・・。」

ガ:「そうだ。俺は世界に裏切られた。」

ク:「裏切られた?」

ガ:「もともとイシュタル軍はこの星を救うための俺の先祖が作った治安維持団体だった・・・。」

ク:「・・・・・・・・。」

ガ:「だが、ちょっとした間違いで何人もの人が死んだ。」

ク:「そして政治団体に危険視された・・・。」

ガ:「そして先祖は殺されあとを継ぐことになった俺もまた危険視された。」

ク:「・・・・・・・・。」

ガ:「だから・・・。」(ギィンッ!!)

ガウスが突然クロウに斬りかかった。

ク:「ちっ・・・!!」

ガ:「戦争を始めた。」

ク:「なるほどな!!」

ガ:「だが、お前の体内にある「アシテム」さえあればお前のクローンを大量に作る事ができ、七神隊を操って・・・。」(ギィンッ!!!!)

ガウスがクロウの剣を弾いた。

クロウは無防備状態になった。

ガ:「世界を破壊にまで陥れる事ができる・・・。」(ブシュッ!!)

ク:「がっ!!」

ガウスの剣がクロウの体を貫いた。

ガ:「そして、今のお前にいてもらっては困る・・・。」(グググ・・・)

クロウの体を貫いたまま剣を持ち上げる。

ガ:「せめてお前だけでも俺の手で殺してやろう・・・。」

ク:「お前に殺されてたまるかよ・・・!!」

クロウがガウスの手を素手でつかんで言う。

クロウの手から黒色の血が剣をつたって流れてくる。

ガ:「まだやるか?」

ク:「おおおお・・・!!」(グググ・・・)

クロウは全体重をかけて剣を下におろした。

ガ:「何・・・?」(ザシュッ!!)

クロウは自分の体を貫いていた剣を抜いた。

ガ:「!!」

ク:「人間は恐れる物を破壊し、安心感でいっぱいになる!!だが、それは単なる思い込みに過ぎないっ!!」

ガ:「!?」

ク:「俺だって人間の可能性を恐れている!!だが、俺はそれに恐れを持たないっ!!」

ガ:「恐れる物があれば誰だって恐れを持つ!!」

ガウスが走ってくる。

ク:「恐れを持てば弱くなるからだっ!!!!」

ガ:「おおおおおおっ!!!!」

ク:「最後だ・・・!!ガウス!!」

剣を下段に構えた。

ク:「シャドウ・エクスプラズム!!」(ガッ!!)

シャドウ・エクスプラズムとはどんな硬い物でも斬る居合い切りだ。

ガ:「ちっ!!」

ガウスはとっさにガードしたが吹っ飛ばされた。

ガ:「のわっ!!」

ク:「終わりだ・・・。」(キンッ・・・)(バキィンッ!!!!)

クロウが剣を鞘に収めると同時にガラス張りの壁が割れた。

ガ:「俺は先に死ぬ事になるが、お前は宇宙をさまよい死ぬ事になる・・・。それでもいいのか・・・?」

ク:「俺は死ぬ事に恐れを持たない・・・。」

クロウは暗い宇宙のさまよい続ける事になる・・・。

無限の宇宙へ・・・。

この後クロウはどうなったかあなたの判断に任せよう・・・。

あなたの判断によってはまた同じ事が起こるかもしれない・・・。

そして、この宇宙が最後になるかもしれない・・・。




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