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ポケットモンスター エメラルド編
第5話 『アクア団再び』
ラルトス、マリルを失ったヒトシ。
イシツブテ2匹を失ったツツジ。
大将戦となったジュプトルVSノズパス。
さあどうなるのか!
ツツジ「ノズパス!がんせ…」
ズバババ!
ノズパス「ノ、ノパ…」
は? なにが起こった?
まさかジュプトルが勝手に『タネマシンガン』を!?
ジュプトル「ジュプ♪」
ジュプトルは俺に親指を立てて答える。
正直俺も『タネマシンガン』を指示しようとした。
ジュプトル恐るべし…。
もしかしてラルトスがモンスターボールの中でテレパシーを?
それは無いか…って今はそれどころじゃなーい!
ツツジ「ノズパス! 『がんせきふうじ』」
ヒトシ「『でんこうせっか』でかわしながらノズパスに接近!」
ジュプトル「ジュプ!」
ツツジ「なっ!?」
どうやらまだトレーナーになって日単位の俺がそういう作戦を思いつくとは思わなかったのだろう。
ヒトシ「『はたく』!」
ドカッ!
ノズパス「ノ、ノズ!?」
ツツジ「気にしないで、『たいあたり』!」
ドカッ!
ジュプトル「ジュプ…」
さすがに痛そうだ…。
岩ポケモンの硬さの上にジムリーダーのポケモンだぜ?
痛くないはずが無い。
ヒトシ「ジュプトル、大丈夫か?」
ジュプトル「ジュプ!」
ヒトシ「よし! 『でんこうせっか』!」
DON!
ノズパスは1cmたりとも動かない。
まあ当たり前だが。
ツツジ「そんな攻撃じゃノズパスは多少のダメージしか与えられませんよ!」
ヒトシ「それが狙いじゃありません!」
ヒトシ「ジュプトル! 至近距離からタネマシンガン!」
ツツジ「え!?」
ジュプトル「ジュプ〜!!」
ノズパス「ノ、ノズ〜!」
ヒトシ「!?」
なんとまだ倒れない。
さすが…。
ツツジ「甘いですよ! 『がんせきふうじ』!」
ノズパス「ノズパー!」
ジュプトル「ジュ、ジュル!?」
ヒトシ「ジュプトル!」
ジュプトルは『がんせきふうじ』に埋まってしまった。
これじゃあ手の施しようが…。
ジュプトル「ジューーープーーーー!」
ドカァァァ!!
なんとジュプトルは岩を砕いて出てきた。
すると出で来たときには特性『しんりょく』を発動していた。
ツツジ「やっぱりこうなりましたか…ノズパス! 『いわおとし』!」
ヒトシ「かわして『タネマシンガン』!」
ジュプトル「ジュル!」
ツツジ「は、速い!」
ヒトシ「行けーーー!!」
ジュプトル「ジューールーー!」
ズバババババ!!
ノズパス「ノ、ノパ…」
ツツジ「ノズパス!」
審判「ノズパス! 戦闘不能! ジュプトルの勝ち! よって勝者挑戦者ヒトシ!」
ヒトシ「よっ…しゃあぁぁぁ!」
ツツジ「お見事です。お強いのですね」
ツツジ「あなたならポケモンリーグにきっと参加できる…いや、必ずできます!」
ヒトシ「ありがとうございます!」
ツツジ「私に勝った証…ポケモンリーグ公認のストーンバッチをお受け取り下さい」
ヒトシ「はい!」
ツツジ「あなたはこれからどうするんですか?」
ヒトシ「え? …えーと?」
そういえば何も決めてない…。
父さんにカナズミのジムリーダーと戦えって言われて…。
それからどうすんだ?
あるとすればジムバッジを4つ集めて父さんと戦う…それだけ。
ヒトシ「とりあえずジムバッジを4つ集める」
ヒトシ「それから父とジム戦をする…です」
ツツジ「へ? あなたのお父さんって…?」
ヒトシ「トウカジムジムリーダーセンリです」
ツツジ「ああ、センリさんね…って…えええぇぇぇ!?」
ツツジ「だ、だからそんなに強いわけですか!」
ツツジ「トレーナー暦って何年ですか?」
ヒトシ「5日」
ツツジ「5日!!!??? す、凄い…」
ツツジ「とんでもない成長力ですね…」
ヒトシ「あ、いや、それほどでも…」
ツツジ「センリさんと戦ってから行く道ないですか?」
ヒトシ「え〜と? …とりあえずポケモンリーグ挑戦します」
やっぱりトレーナーならそうじゃないと。
ツツジ「そうですか、ポケモンリーグは強いトレーナーが沢山います」
ツツジ「頑張った下さい」
ヒトシ「そうですね……でも俺がんばります!」
ツツジ「その意気です! ヒトシさんならかならず出場できます! 頑張ってください!」
ヒトシ「はい! 頑張ります!」
ツツジ「はい! あっ、なんかお腹減りません? ご飯にしませんか?」
ん? そう言えば空腹感が。
飯のことすっかり忘れてたな。
ジムの時計を見てみると…?
12時30分。
ヒトシ「そうですね、そうしましょう」
ツツジ「はい!」
…………。
さて、ツツジさんの手料理を食べ終わったことだし、そろそろいきますか。
ヒトシ「それじゃあそろそろ行きます」
ツツジ「はい、じゃあ頑張ってください」
ヒトシ「はい、ありがとうございます」
ツツジさんに別れを言って俺はジムを後にする。
ツツジさんの話によると次のジムはムロタウンが1番近いらしい。
だが、そこは島であるから船で行かないと行けないらしい。
近くの小屋にハギ老人と言う人がいるからその人に船を出してもらうといいとの事だが…。
?「どけどけどけどけー!」
ジムを後にしたらすぐに誰かが猛ダッシュで走っていく。
ん? ちょっと待て? あの青いコスプレに見覚えが…?
ああ! あれか…たしかアクア団とか言ったような。
今度はあれとは別人か?
団っていうからそうに決まってる。
?「まってぇ〜その荷物を返して〜」
あのおじさんは…?
トウカの森で助けた人…あのおじさんか!
あのおじさんも後を追ったがどうだろう…。
とても追いつきそうになさそう…追いかけよ…。
もしかしたらまたスーパーボールもらえるかもしれない。
2人が走っていった方向に走る。
ヒトシ「どうしたんですか?」
おじさん「ん? あ! 君はトウカの森で助けてくれた素敵なトレーナーじゃないですか!」
ヒトシ「あ…どうも…」
あって早々そんなことをいわれる。
おじさん「お願いです! アクア団に奪われた荷物を取り返してください!」
おじさん「あれがないと私、とても困るんです!」
ヒトシ「はい、で、アクア団は何処に行きました?」
おじさん「あっちのトンネルの方向に行ったはずです!」
おじさん「あのトンネルは中で行き止まりになってるはずですのでどこかで立ち往生しているはずです!」
ヒトシ「はい、行って来ます」
おじさん「ありがとうございます! お願いします!」
そしてまた走る。
『116番道路』
ヒトシ「はぁ…はぁ…ぜぇ…ぜぇ…」
今は13時…よく15分間ダッシュできたな…。
自分でもすんげぇ驚き…。
昼飯食った後にダッシュするんじゃなかった…。
仕方ない…歩くか…。
俺はこのときはこれからバトルが4,5回控えていることは知らなかった。
…………。
ヒトシ「めちゃ時間かかった…」
今は16時…116番道路長っ!
バトルの時間が合計2時間くらいか?
老人「うおぉぉぉ! おかしなやつがワシのピーコちゃんをさらって行ったじゃ!」
老人「うおぉぉぉ! ピーコちゃーん!」
人のもの奪っといてさらに人まで誘拐か!
これは110番に通報だな。
プルルルルル。
警察官「はい、こちらカナズミ警察所」
ヒトシ「強盗犯と誘拐犯がいました。カナシダトンネルです」
警察官「はい、分かりました。現場に急行します」
これで準備完了!
入りますか!
………。
ヒトシ「見―つけた」
ヒトシ「さぁ奪った物を返そうか?」
アクア団「なんだお子様かよ」
アクア団「大人には丁寧語使わないと」
ヒトシ「生憎様…使う価値の無い人には誰であろうとタメきくんで」
俺はこのアクア団に近づく。
アクア団「ちっ! 奪ったポケモンは役に立たねぇし」
アクア団「いい所に逃げ込んだと思ったら行き止まりだし!」
ヒトシ「ほおぉ〜それは残念でしたまぁこの後もっと残念な事が起きるよ?」
アクア団「な、なんだよそれ…とにかく勝負しやがれ! 出ろ! ポチエナ!」
ポチエナ「ガルル…」
ヒトシ「即効終わらす! 出ろ! スバメ」
スバメ「スバスバ!」
アクア団「ポチエナ! たい…」
ヒトシ「『つばさでうつ』!」
スバメ「スバースバ!」
ポチエナ「キャイーン」
アクア団「…あたり…ちっ! 今度は『すなかけ』!」
ヒトシ「真正面に突っ込め! 『でんこうせっか』!」
スバメ「スバスバスバ!」
ポチエナ「クゥ〜ン…」
弱い…弱すぎる…。
アクア団「ちっ! もっと残念な事はこれか!」
ヒトシ「実は違うんだな〜」
アクア団「何がなんだかわからんが…こんな荷物返してやらあ!」
アクア団「くそー覚えてろよ!」
アクア団は出口の方向に走っていく。
いかん方がいいと思うが。
なぜなら…。
警察「確保!」
アクア団「へ?」
これだ…さっき通報したやつ。
アクア団はパトカーに入れられ警察署へ。
その後に老人が来た。
老人「うおぉぉ! ピーコちゃん! 無事だったか」
ピーコってこのキャモメ!?
てっきりお孫さんかと思った。
老人「あなたはピーコちゃんの命の恩人じゃよ」
老人「名前はなんと言うのか?」
ヒトシ「ヒトシって言います」
老人「ヒトシ君と言うのか、いい名前じゃ」
老人「ワシの名前はハギ」
ハギ「104番道路にいるから助けて欲しいことがあれば何でも言っておくれ」
ハギ「それじゃあ帰るぞ!ピーコちゃん!」
ピーコ「モメー!」
2人は帰って行った。
俺も帰るか!
俺は荷物を持って帰ることにした。
カナズミに帰るのはランニングで帰れば18時前…。
今日はカナズミで一泊するか。
ヒトシ「さて、戻るか」
ランニングで帰れば18時前くらいにカナズミに着く。
ヒトシ(ランニングで帰るか…)
ヒトシ「レッツGO!」
…To be continued
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