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ポケットモンスター エメラルド編


第8話 『新メンバーココドラ! こんな調子で大丈夫!?』




前回ジュプトルが連れてきたイシツブテを仲間に加えたヒトシパーティ。
そして…ツワブキ社長からの任務を成功させるため石の洞窟に向かったのであった。
し・か・し…。

ヒトシ「く、暗すぎる…」

入り口で出会った山男さんにフラッシュと言う秘伝マシンなるものを頂いたのであった。
し・か・し! ムロジムのナックルバッジが無い限りバトル以外での使用不可能とのこと。
だがタダでさえスケジュールがやばい以上どうしても今日にしたい。
そんな状況の俺をフラッシュをくれた心優しい山男のトウヤさんが案内してやると言うのだ。
つくづく優しいものだ。

トウヤ「ヤミラミ、『フラッシュ』だ」

ヤミラミ「シシシ、ヤーミラー」

カアァァァ!

ヒトシ「う…眩し…」
こ、この『フラッシュ』…眩しすぎる!

トウヤ「さ、行くぞ」

ヒトシ「は、はい」

…………。

ヒトシ「ラルトス、『ねんりき』だ」

ラルトス「はあ!」

ズバット「ズバズバ〜!」

俺は野生のポケモンを蹴散らしながら進んでいった。

ヒトシ「ココドラか! ジュプトル! 『タネマシンガン』!」

ジュプトル「ジュールー!」

ココドラ「ココ!? ココ!」

ヒトシ「『ずつき』か! かわせ!」
ジュプトル「ジュプ!」

防御が桁違いに強いと言われるココドラはさすがに1撃2撃では倒れてはくれなかった。
というわけでゲット作戦へと作戦チェンジ。

ヒトシ「ジュプトル! 『でんこうせっか』!」

ジュプトル「ジュプ!」

ココドラ「ココ〜?」

全然効いてない…流石だ…。

ヒトシ「『すいとる』!」

ジュプトル「ジュプ!」

ココドラ「コ、ココ〜」

ヒトシ「いけ! モンスターボール!」

コロ、コロ、コロ、ボフ!

ココドラ「ココ?」

まだ削るのか!
相当な防御だな…。

ヒトシ「ジュプトル! すいとる!」

ジュプトル「ジュル!」

ヒトシ「よし! 今度こそ…って、あれ?」

まさかのモンスターボール切れ!?
洒落にならんぞ…。

トウヤ「スーパーボールは無いのかい?」

ヒトシ「へ? あ…あった…スーパーボール…」
ヒトシ「いけ! スーパーボール!」

コロ、コロ、コロ、カチ。

ヒトシ「ココドラ、ゲット!」

トウヤ「お取り込みは終わったかい? さあ、進もう」

ヒトシ「はい」

…………。

トウヤ「ここまで来ていなかったんだからもうこの部屋だけだ」

ヒトシ「はい! ありがとうございました!」

そうして俺はこの部屋の中に入った。
するとなにやら青い髪の男性がいた。

ヒトシ「あの〜すみませんがダイゴさんでしょうか?」

?「ん? 私は確かにダイゴだけど…君は?」

ヒトシ「あ、自分はヒトシと申します」
ヒトシ「デポンコーポレーションの社長さんからあなた宛に手紙を預かっております」

ダイゴ「僕に手紙?」

ダイゴさんは俺から手紙を受け取る。
しばらく読んでから俺は立ち去ろうとする。

ヒトシ「それでは自分はこれにて…」

ダイゴ「あ! まって! こうして出会ったのも何かの縁」
ダイゴ「この技マシンを受け取ってくれ」

技マシンなら以前に『タネマシンガン』をもらったことがあるから大体はわかっている。

ヒトシ「ありがとうございます、これは…」

ダイゴ「47番、『はがねのつばさ』だ」
ダイゴ「翼部分だけが鋼タイプ同然になって攻撃する技だ」 ダイゴ「毒技対策にもなるだろう」 ヒトシ「そうですか! ありがとうございます!」 ダイゴ「それじゃあ僕はこれで失礼するよ」

ヒトシ「はい、ありがとうございます」

ダイゴ(あの子はトレーナー)
ダイゴ(なぜかわからないけど…いずれチャンピオンになりそうな…)
ダイゴ(そんな感じがする…)

ヒトシ「さて、戻りますか」

…………。

『15時 ポケモンセンター』

ヒトシ「ポケモンの回復と、1泊」

ジョーイ「はい、畏まりました」
ジョーイ「あ! ヒトシさん! トウキさんからの伝言で明日の10時のジムで待ってると」

へぇ…トウキさんが…って、え!?

ヒトシ「それってジム戦やるってことですか?」

だとしたらすぐにでもやる。
もっとかかるかと思ったけど以外に早かったなあ…。

ジョーイ「それはわからないけどたぶんそうだと思います」
ジョーイ「あ! 回復終わりました」

ヒトシ「ありがとうございます」

俺はポケモンを受け取るとすぐに部屋に向かうのであった。
そしてこの後自由時間にするのであった。

ヒトシ「買出し行ってくるから留守番頼むぞ」

ジュプトル「ジュル!」
ラルトス「はい!」
スバメ「スバスバ!」
マリル「リル!」
イシツブテ「イシ!」
ココドラ「ココ!」

…………。

ココドラ「がっはははは! ココドラだ! 皆の者! 宜しく頼むぞ!」

ジュプトル「新入りの癖に威張ってんじゃねーよ」

ココドラ「なんだと! お前がここのリーダーか!」
ココドラ「リーダーの割には実力無さすぎじゃねえか!?」
ココドラ「俺の防御だったらたいしたことないんじゃねえか?」

ジュプトル「ふざけんな! だったら今この俺とバトルしてもらおうか!」

ココドラ「OK…いいきずぐすりの用意はいいか?」

ジュプトル「そっちこそな!」

…そのころヒトシは…。

ヒトシ「このアク○リアスと…カロ○ーメ○トも買うか」
ヒトシ「あいつらには…ポケモン用の菓子だな」
ヒトシ「お! ポイ○ル!これも!」

…………。

ジュプトル「ふんこんな攻撃」

俺はココドラの『ずつき』をかわす。

ココドラ「くそ! 何故当たらない!」

ジュプトル「お前が遅いんだよ! 食らえ!」

俺は『タネマシンガン』を浴びせる。

ココドラ「このヤロー!」

ドカ! バキ! ボコ! ズシャ!

ラルトス「あわわわ! 二人ともやめてください!」

マリル「だめよ! この二人まるで聞こえてない!」
マリル「この二人をモンスターボールに戻さなきゃ!」

ラルトス「でもそれはマスターが戻ってこなきゃ!」

スバメ「ラルトスさんが『ねんりき』でモンスターボール使うしかないですね〜」

ラルトス「そうか! よーし…」

…………。

ヒトシ「これでいいか、よし帰宅帰宅〜」

さて、あいつらどうしているかな?
そう思いながら俺はポケモンセンターに入り部屋に向かう。

ズババババ!

こんな効果音が聞こえる。
この音はジュプトルの『タネマシンガン』?
なにやってんだ? あいつ…。

…………。

ラルトス「くそ! 追いつかない!」

ジュプトル「とどめだ! タネマシンガン!」

ココドラ「おらよっと!」

ジュプトル「ふ…かわせるようになったか!」

ラルトス「まずい! マスターのパルスが!」

マリル「嘘!? もしヒトシに攻撃が当たったら!」

スバメ「最悪病院送りですね〜」

ラルトス「僕が『テレポート』で外に出ます」

マリル「ええ、お願い」

スバメ「いってらっしゃ〜い」

僕は『テレポート』で扉の外に行く。

ヒトシ「お、ラルトス、この中で何やってんの?」

ラルトス「今は危険です! とりあえず入らない方が…」

ヒトシ「ん? 入らなきゃ何もならないだろ?」

ガチャ。

ラルトス「あ」

ココドラ「ココー!」

ヒトシ「おーい! 何やって…ぐふっ!?」

俺はココドラの『ずつき』を腹部に受ける。

ココドラ「ココ? ココ!?!?」

ジュプトル「ジュル…ジュル!?!?」

ヒトシ「おい! ココドラの『ずつき』といい、ジュプトルの『タネマシンガン』といい!」
ヒトシ「いったい何があったんだ!? ラルトス!」

ラルトス「え!? 僕!?」

ヒトシ「こいつらを通訳しろ」

……ジュプトル、ココドラ、ラルトス説明中……。


ヒトシ「という訳か…」

ジュプトル「ジュル…」
ラルトス「こいつがいけないんだ…」

ココドラ「ココ! ココココ!」
ラルトス「お前が(ジュプトルさん! 失礼!)バトル仕掛けるから!」

ヒトシ「ストッーープ! ジュプトル! ココドラ! この部屋の罰掃除だ!」

ジュプトル「ジュル…」
ラルトス「ああ…」

ココドラ「ココ!」
ラルトス「へい! 大将!」

俺はこの2匹に罰掃除を命じる。
ちゃんとやってくれればいいんだが…。

ヒトシ「お前らにはおやつだ」

そう言って今日買ったポケモンのおやつをやる。
俺もグミ食べるのだが…。

ラルトス「やった!」
マリル「リル♪」
スバメ「スバ〜」

ヒトシ「お前らは掃除終わったらな〜」

ジュプトル「ジュル…」

ココドラ「ココ!」

…………。

ヒトシ「夕飯後の知らせだ!」
ヒトシ「明日10時にジム戦だ!」
ヒトシ「メンバー前にも言ったとおり! スバメ! ジュプトル! ラルトス!」
ヒトシ「頑張ってくれ」
ヒトシ「以上! 選ばれた物はゆっくり体を休めろ!」

ジュプトル「ジュプ!」
ラルトス「はい!」
スバメ「スバスバ〜」

ヒトシ「あとココドラ!」

ココドラ「ココ?」

ヒトシ「ジュプトルの実力を認めていないようだがそれは明日のジム戦を見て決めろ」
ヒトシ「少なくともタイプ相性を考えなかったらお前はジュプトルには手も足も出ない」
ヒトシ「それを覚えておけ」

ココドラ「ココ!」

ヒトシ「よし! んじゃ解散!」



…To be continued




 
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